新旧を問わず、どのような規模のビジネスにも、ブランディングは不可欠です。

ブランディングは、ビジネスのアイデンティティを定義するものです。つまり、世界に向けて自社のビジネスをどのように紹介するかを決めるのがブランディングです。

しかし、手の込んだロゴや、印象的なキャッチコピーを作ることだけがブランディングではありません。ブランディングはもっと深い意味を持ち、ビジネスの掲げる精神を表現し、ビジネスの行く末を示すものです。

また、ポジショニングや、競合との差別化を図る上でもブランディングはとても重要です。自社のビジネスをブランディングしなければ、競合に先を越されてしまうでしょう。そのため、新たなビジネスを始める場合には、立ち上げ時からしっかりとストーリーを組み立てておき、自社のビジネスの方向性やイメージを確立させる必要があります。

そこで今回は、新たに始めたビジネスを、本当に価値があり、成功に繋がるブランドへと生まれ変わらせるための5つの方法をご紹介します。

あなたのストーリーは?

ブランディングは、ストーリーがないことには始まりません。

例えば、癌を克服した人が青汁ビジネスを始めたというストーリーや、ドラッグ中毒だった人が同様の問題を抱えた人々をサポートするためライフ・コーチング事業を立ち上げたというストーリーがあります。また、もともと働く気のなかった人が、生活とビジネスを変えようと奮闘した結果、起業家として他分野で活躍し注目を集めたという例など、人によってビジネスを立ち上げるきっかけはさまざまです。

そして、誰にでも語るべきストーリーがあります。成功を収めているブランドが実践していることは、自身のストーリーをどのように活用すべきかを見極めるということです。もはや、今はお金を稼ぐためだけにビジネスを始める時代ではありません。多くのビジネスには、お金を稼ぐ以上の目的があります。まずは自分が何を目的としているのか、考えてみましょう。

  • 自身のストーリーと、ビジネスの目的をもとに、ブランドのメッセージが決まる
  • それらを組み合わせることで、作成するべきコンテンツの案が生まれる
  • さらに、ターゲットとするユーザーも決まる
  • そして、活用すべきコミュニケーションチャネルが決まる

自身のストーリーをもとに、発信すべきメッセージを検討しましょう。そうすることで、ブランドに真実味が帯び、独自のメッセージを発信することができます。そしてブランドの在るべき姿が見えてきます。最初にストーリーを描き、そのストーリーを世界に広めるための最適な方法を検討してから、本格的なブランディングを始めるようにしましょう。

1 視覚的要素を、ストーリーと一貫性のあるものに

ブランディングには、ストーリーとメッセージが欠かせないものですが、これさえあればブランドが構築できるというわけではありません。ビジネスを立ち上げ、ブランドを作り上げるためには、グラフィックや美的要素、コンテンツなど、目に見えるものにも注意を払う必要があります。

ウェブサイトやアプリのデザインやそこに載せるコピー、コンテンツの配置、ソーシャルメディアでのインタラクションなど、運営する上で必要になるものはすべて、ビジネスの核であるストーリーと見合ったものにしましょう。そうすることで、ビジネスのアイデンティティを確立することができます。

ブランディングの要素には、ウェブサイトの配色、ロゴデザイン、コンテンツ(文章、音声、視覚要素)の趣向、マイクロコンテンツ(SNSに投稿するアイテム)の趣向、商品のデザインや配色、(ある場合は)実店舗のデザインと配色、そしてイベントの販促物などが含まれます。

ブランドのアイデンティティを作り上げるためには、目に見える要素も見えない要素も含め、すべての要素に一貫性がある必要があります。

2 ブランドの精神を中心とした社風を構築する

ビジネスが掲げる使命は、ブランドの価値を示すものです。これを新入社員にも浸透させなければなりません。チームの全員がブランドの精神を理解し、共有している必要があります。またチームの全員が、顧客とのやりとりを始めとする業務を通して、ブランドの精神を実践する必要があります。

自分のビジネスに関わった顧客に、経験してほしいことは何ですか?その経験を、どうすればより印象的な経験にできるでしょうか?目標とする顧客エクスペリエンスを中心に据え、それを生み出せるような人員を編成しましょう。

3 ターゲットユーザーを引き付ける革新的なコンテンツを作成する

コンテンツはビジネスの認知度を向上させるだけでなく、ポジショニングにも役立ちます。ビジネスのブランディングに見合ったコンテンツを作成することで、ソーシャルメディアで新たな見込み顧客を獲得し、コミュニティを構築することができます。

適切なコンテンツを作成すると、以下のような利点があります。

  • ターゲットユーザーだけでなく、他の見込み顧客にもリーチできる
  • フォロワーを獲得できる
  • フォロワーとの関係を構築できる
  • エンゲージメントを継続的に獲得できる
  • 好きな方法で自分のビジネスを紹介できる

しかしながら、革新的なコンテンツを次々と提供できたとしても、過剰になってしまうのが現実です。顧客志向型ではなく製品特化型のマーケティングを用いるビジネスに、辛抱強く付き合ってくれる顧客はほとんどいません。

企業がコンテンツそのものを印象的なブランドとして確立するためには、ターゲットとするべきユーザーをしっかり見定め、そのユーザー層へ訴えかけるようなコンテンツを作成する必要があります。そうすることで、そのターゲットユーザーがブランドのファンとなり、評判を広めてくれるためです。

もちろん、革新的なコンテンツを作成するためには試行錯誤する必要がありますが、幸いにも、さまざまなコンテンツをこれまで以上に簡単に作成できるようになりました。どのようなビジネスであれ、最も効果的にそのストーリーを伝え、そのメッセージに関心を示すであろう人々にリーチできる方法を見出す必要があります。 動画コンテンツは幅広い人気を誇っており、文章のコンテンツにも、一定層のファンがいます。また最近では、ポッドキャストも人気が上昇しつつあります。

コンテンツを作る上で、最も重要なポイントは次の2つです。どのフォーマットを使えば最高のコンテンツを作れるのか、そしてそのフォーマットはリーチしたいオーディエンスが好むフォーマットなのか。この2点を必ず検討しましょう。

4 ソーシャルメディアを見直す

ソーシャルメディアはギブ・アンド・テイクで成り立っていますが、実際のところは、いくつもの「ギブ」の末に、少しの「テイク」が得られるという場合がほとんどです。

大勢のフォロワーの獲得など、ソーシャルメディアから得られることに重きを置くのではなく、ソーシャルメディアを使ってユーザーに何を提供できるのかを重視することが大切です。そうすることで口コミなどで評判が広まり、エンゲージメントを生み出すことができます。素晴らしいコンテンツを惜しみなく配信することで、ユーザーは本当にいいコンテンツであることに気づき、自然とフォロワーが増えていくでしょう。

5 業界のインフルエンサーとコラボする

これは、関連性のあるユーザーに最も早くリーチできる方法です。インフルエンサーとのコラボレーションの効果は非常に高く、2018年にアメリカにおける企業がインフルエンサーマーケティングに投入した金額は、10億ドルを超えるそうです。

同じような価値観を持つインフルエンサーを探し出し、協力してもらえる機会がないか相談してみましょう。インフルエンサーが動画やインスタグラムで紹介してくれることで、そのフォロワーはもちろん、フォロワーが投稿をシェアしたユーザーにも、知ってもらえる機会が得られます。そうすることで、リーチ数は急上昇します。

まだリーチできていない潜在顧客は何十万人といます。そして、ブランドと価値観の合うインフルエンサーと協力することで、企業としても大きな成果が得られます。

表面だけで終わらないブランディングを

ブランディングは、他の誰とも異なるアイデンティティを構築するための、楽しくクリエイティブな戦略です。自分にとって最適なターゲットユーザーを引き付け、より強固な関係性を構築できるようなアイデンティティを確立してください。自分のビジネスに必要なブランディングの課題を見つけ、対策を検討しましょう。

この記事は、Smart Insights社のブログ”5 Ways for New Businesses to Create a Stellar and Enduring Brand“を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on Smart Insights in English under the permission from the author.


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