月間再生数6億回超え!「C CHANNEL」アプリディレクターが重視しているKPIを大公開

 

本記事は、2017年6月13日に開催した「【アドジェネ×Repro】Growth Hack Talks#4」での発表内容を元にしたイベントレポートです。月間6億再生を超える女性向け動画ファッションマガジン「C CHANNEL」ご担当者様に、アプリだからこそ提供できる価値やマーケティング手法、さらにはマネタイズの部分までお話していただきました。

登壇者紹介

 

 

C Channel株式会社 齊藤健太(さいとう・けんた)氏

2015年3月にC Channel株式会社入社。

東京生まれ東京育ち29歳。大学時代にiPhoneと出会いプログラミングにのめり込む。その後、ゲーム、スマートフォンアプリケーション、キャンペーンサイト、組み込み機器など様々なプログラミングを経験し今に至る。グッドデザイン賞BEST100を受賞した全国タクシー配車アプリなど手がけた事をきっかけに、「他事業xIT」に興味を持つようになる。

 

自己紹介と事業の紹介

C Channel株式会社でアプリディレクターをやっております齊藤と申します。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

 

「C CHANNEL」は女性の「知りたい」を1分で解決する女性向け動画ファッションマガジンです。
おかげさまでアプリのほうは国内では約350万ダウンロードいただき、海外展開(タイ・台湾・インドネシア)も行っております。 最近「Soda」というビデオカメラアプリもリリースしまして、私はそっちのアプリの開発・グロースにも携わっています。

 

国内最大級の女性向け動画メディア「C CHANNEL」。

LINEの代表取締役社長であった森川 亮氏が代表を務めていることでも知られている。

 

主要なKPIは「再生数」と「起動率」

「C CHANNEL」の主要KPIは大きく二つあって、「動画の再生数」と「アプリの起動率」です。

 

起動率は多くのアプリが気にしているKPIかなと思いますが、「C CHANNEL」は毎日コンテンツを更新するメディアアプリなので毎日使ってもらえることを目指しています。

 

毎日使ってもらうとなると、ニュース性のある内容であったりとか、ユーザーにパーソナライズした内容じゃないとなかなか使ってもらえないので、コンテンツのチューニングは特に注力して取り組んでいます。

 

お話したとおり主要なKPIは2つなんですが、こういった主要なKPIをグロースしていく時にはそのKPIと紐づいている一段階掘り下げたKPIにも着目し、そこを分析しています。

 

弊社だとセッションあたりの再生数、スクリーン遷移数、回遊率などを見ていますね。その他にも滞在時間、エンゲージメント行動数、スクリーン毎の離脱率などもKPIとして追っています。そうすると、「検索を行なっているユーザーは動画再生数が多い」とか「回遊率の高いユーザーは起動率も高い」といったことが見えてきます。

 

例えば「フォロワー数が5人以上いるユーザーは動画再生数が多い」といった傾向に対して、「フォロワー数5人以上」をマジックナンバーとしてユーザーにフォローを促す施策を行ったりするのがグロースハックでよく使われる手法です。弊社ではこうしたマジックナンバー分析に加え、ユーザーの離脱ポイントや新規ユーザーの継続率を分析しています。

 

「C CHANNEL」のトップページ分析

一例としてトップページの分析において重視しているKPIをご紹介します。まず、離脱率と離脱しているポイントを新規ユーザーと既存ユーザーに分けて見ます。あとはスクロール量もKPIとして見ていて、トップページをゾーン1、ゾーン2、ゾーン3、ゾーン4のように4分割し、ゾーン4、つまりトップページの下部までどれくらいのユーザーが見ているかなどを計測しています。

 

 

「C CHANNEL」がトップページの分析において重視しているKPI

 

C CHANNELには縦方向と横方向に流れるコンテンツ両方ともがあるのでどちらがより使われるのかっていうのをはっきりさせるためにスクロール量をとっていたのですが、やはり横より縦のほうが見られますね。この間のWWDCでもiOS11のコントロールセンターのUIが縦に長いものに変更されたことが発表されていましたが、縦スクロールは今後もトレンドになるのかなと思います。

 

あとは各サムネイル毎のインプレッション数、クリック率、広告動画のインプレッション数、ビュースルー率などを追っています。各KPIを定点観測して、数字の変化を見て、また新しい施策をやって…という繰り返しですね。

 

サービス立ち上げ期はReproの動画分析でスピード感を持った改善を行う

共感していただける方もいるかなと思うのですが、KPI細かく取ろうとするとソースコードにトラッカーをたくさん仕込まないといけなくて大変なんですよね。ソースコードが汚くなってしまいますし、仕込むのに工数もかかってしまいます。

 

例えば、各サムネイル画像のインプレッションとクリック率を取ろうとした場合、トラッカーを実装して、ちゃんと実装できているかをGoogleアナリティクスのリアルタイム分析画面を見ながら一つ一つのサムネイル毎に確認して…時にはそのトラッキング用のコードを仕込む為にアプリ全体のアーキテクチャーを変えないといけないこともあったりして、すごく辛いんですよね。

 

 

 

その点Reproの動画分析機能は良くて、1画面に動画のトラッキングを仕込んでおけばその画面の使われ方が確認できるんです。定量的なデータではないのですが、大体どんな感じかっていう定性的なデータが取れるので、サムネイルごとにトラッカーを仕込む必要がなくなりました。

 

やはり弊社のようなスタートアップではアプリ立ち上げ時から全てにトラッカーを仕込んで、デバッグして、計測するという一つ一つになかなかリソースを割けないのですが、Reproを導入していたのでスピーディにアプリの改善ができましたね。

 

すでに立ち上げ期じゃないアプリでも、GAでトラッカーを仕込む前に「この辺をちょっと見たほうが良いんじゃないかな」っていう目処をつけるのにReproの動画機能は便利なのでおすすめです。

 

「アプリのウリ」を正しく伝え、DLだけで終わらないASO対策

次に、ASO(App Store Optimization)について「Soda」の例を交えながらお話します。

大きく分けて、検索したユーザーの目に留まる回数を増やすための「キーワード最適化」と

、アプリの詳細ページに辿りついてから実際にDLし、使い続けてもらうための「ストアコンバージョン最適化」についてそれぞれ取り組んでいます。

 

キーワード最適化

「Soda」は海外にも展開しているので、アプリ名、説明文、キーワードを国ごとに設定し、地道にチューニングしています。

 

アプリ名のところは現在のAppleの方針としてあんまりキーワードを入れすぎるのがNGになっているので、1回無難なタイトルでリリースしておいて後からちょこちょこ追加していくのがポイントですね。ASO対策のために他社アプリ名をキーワードに入れているところもあるようですが、そういうのはあんまり良くないと思います。笑

 

 

 

ストアコンバージョン最適化

次にページにランディングしてからのコンバージョンの最適化ですが、アプリの説明文で「アプリの目的」「アプリの強み」を強調することで成果が上がりました。

 

アプリの目的はファーストビューでちゃんと分かるようにしたほうがいいです。目的に沿わないユーザーがDLしても結局は継続利用に繋がらないので、そこはDLする前にユーザーに理解してもらうように工夫しています。

 

アプリの強みに関しては、「Soda」ではアプリの世界観とフィルターの種類の豊富さ、出来上がった写真のクオリティに強みがあることを訴求しています。

 

開発者視点とユーザー視点を持って改善を続ける重要性

UI/UX変更のためのトラッキングの話などしてきましたが、きちんとデータに基づいたうえで施策を行ったり新しい機能を追加したにも関わらず使われなかった、ということも往々にして起こります。でもそれですぐにその施策・機能が駄目だったと決めつけるのではなく、チューニングすることが重要です。

 

例えばサムネイル画像のローディング時間の短縮やUXの気持ちよさなどの部分で細かいチューニングを行うことで大きく数字が上がったりするので、開発者視点とユーザー視点の両方に立ってアプリをより良くするために何ができるか考えています。

 

うちの社長(元LINE代表 森川氏)はアプリのバグを発見したり森川の提案で実行した施策が当たったりすることがすごく多くて「この人やっぱり凄いな」と思うんですが、何が違うのかなと考えてみると、社内の誰よりも「C CHANNEL」を使っているんですよね。PDCA回していく上で今日お話ししたような細かいデータのトラッキングはもちろん必要なんですが、毎日アプリを使うことがC(チェック)として本当に大事なことなんだなというのは森川を見ていて実感しますね。

 

僕からは以上になります。本日はありがとうございました。(了)

 


【無料資料ダウンロード】C Channel 登壇資料

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