はじめに この記事ではMedium上に掲載された記事

How I got 2.3 million app downloads (without spending a cent on marketing)を全4回にわけて紹介します。 パート1では著者がアプリを開発することを決めてから、アプリを開発して、いくつかの施策を実践するまでを追いました。 パート2で著者は売り上げを増加すべく、アプリに機能を追加したり、ブログを書いてみたりとアプリ内外の施策を打ちます。

アプリを無料にしてみる

ここが、アプリを無料にするタイミングでした。以前にも価格変更を行った経験があったので、それがどのくらい大きな影響力をもっているのかは知っていました。 (私がいるオーストラリアで)夜遅く、ちなみにアメリカでは人々が朝起きてくるその時間にアプリを無料に変更して床につきました。そうしたらとても面白いことになりました。 下のグラフと表がすべてを示しています。   image39 image41   私は言葉を失いました。3日間で216,718ダウンロード、1日平均72,000ダウンロードは有料の時の1日平均28ダウンロードと比べて2500倍以上です。   このアプリはiPad向けのフィットネスアプリとして世界68ヵ国で1位を獲得し、iPhone向けのフィットネスアプリとしては世界49ヵ国で1位を獲得しました。   また、世界12ヵ国で総合トップ10に入り、下の画像にあるようにオランダなどの国ではトップ5に入りました。   image30     (ダウンロードの大多数を占める)アメリカのApp StoreiPadの総合ランキングで25位に入りました。   image34   また、素晴らしいレビューも獲得しました。(ちなみに、これらのデータを収集したのは私の作ったAppbotです)   image01 image31   これらによって「イチオシ無料アプリまとめ」といった類いのサイトや有料アプリを売ろうとする企業からのメールがとてもたくさん来るようになりました。しかし、私の仕事仲間がこれらに対する賢い対応方法を思いつきました。 この時点でこれ以上この実験のことを秘密にしておくことはできませんでした。私の他に4人がこの実験について知っていたので、彼らには誰にもこのことを言わないようにお願いしました。 私は目の前の数字をいまだに理解しきれずに眺めていました。今でも、どうして無料にしたことでこんなにうまくいったのかわかりません。私がアプリのプロモーションをしたわけではないことは明らかですし、記事に取り上げられたわけでもありません。  

ブログ記事を書いてみる

ここまでがこの時点までに何が起こったかを記したブログ記事での最初の部分です。このブログ記事は2万弱のビュー、220ツイート、Facebookでは50シェア、そしてHacker Newsのトップページで2番を獲得するなど、そこそこうまくいきました。 そして、Hacker Newsのトップページを飾ることがどんなプロダクトにとっても成功を示すことは皆さんご存じですよね? image09 image17  

盛者必衰の理

ダウンロードが減り始めた時、その割合は急激なものでした。おわかりのようにHacker Newsのトップページを飾ってもなんら目に見えた効果は無かったのです。   image35  

アプリ内課金

アプリ内課金については好意的に思っている部分とそうではない部分があります。アプリの実力を試すのには現在利用できる1番よい手段だと思いますが、多くのディベロッパーによって使われ過ぎていると思っているからです。(子供向けゲームはしばしば最悪な例です。) 筋トレの時間とセット数の設定をもっと柔軟にしてほしいという要望を数多く受けていたので、Proバージョンへのアップグレード機能を導入するのに良いタイミングでした。   image15     アプリ内課金が有料ダウンロードと比べてどのような結果になったでしょうか?このアプリでは収益が1日あたり約$22から約$65へ、3倍以上の増加となりました。アプリ内課金へのコンバージョンレートは1日のダウンロードあたり2-3%でした。   image20  

App Store の説明文を翻訳する

50%以上のダウンロードはアメリカから行われていました。一方カナダ、オランダ、フィリピン、そしてイギリスなどの国でのDL数はすべてアメリカの10分の1程度でした。 私が知っている中で、今までにうまくいったことのある施策の1つとしてそれぞれの国のApp Storeに対応して、説明文を翻訳するという施策があります。そこで、いくつかのおすすめを元にポルトガル語、日本語、イタリア語、ドイツ語、フランス語、そして中国語(簡体字)に翻訳しました。このhttps://www.icanlocalize.com を使って約$100ほどでできました。 しかしながら、これらの国々からのダウンロード数に特に影響はなかったので、この実験は失敗に終わったといっていいでしょう。

ユーザーにヒアリングする

Appbotのレビューやサポートメールで長いこと依頼されていたのは筋トレの記録機能です。そこで、アプリ内課金の一部として追加しました。   %e3%82%ab%e3%83%ac%e3%83%b3%e3%83%80%e3%83%bc%e7%94%bb%e5%83%8f       この機能追加により、アプリ内課金の売上が1日あたり約$75に上昇しました。   image16  

フラットデザイン

興味深いことに、フラットデザインに関しては何をタップすることができるのかについての2つの大きな問題が繰り返し浮上してきました。 まず1つ目は実際にタップすることができる列についてです。これは違うページに遷移できることを示すマーク「>」を付けることで解決できたと思います。 もう1つは筋トレの記録を見るためのカレンダーアイコンのボタンです。ユーザーはこれがタップできることに気づかないようです。(逆に、誰が気づくでしょうか?)   image23    

おわりに パート2で著者は

売り上げを増加すべくアプリ内外に施策を打ちました。アプリには課金機能を追加し、このアプリの開発についてブログを書いたのです。その効果は大きく、売り上げは1日平均で3倍以上に伸びました。   パート3ではアプリに良いレビューやフィードバックをもらうためにある施策を導入します。お楽しみに!    

この記事は、Medium上の記事”How I got 2.3 million app downloads (without spending a cent on marketing)“を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on Medium in English under the permission from the author.