はじめに

この記事ではMedium上に掲載された記事How I got 2.3 million app downloads (without spending a cent on marketing)を全4回にわけて紹介します。

 

パート2で著者は売り上げを増加すべくアプリに課金機能を追加し、このアプリの開発についてブログを書きました。その効果は大きく、売り上げは1日平均で3倍以上に伸びました。

 

パート3では著者は課金商品に関していくつかの実験を行って収益の最大化を図ったり、アプリに良いレビューやフィードバックをもらうためにある施策を行います。

ダウンロード数

それ以降2013年中にアプリの無料化をした直後と同じ水準のダウンロード数を達成することはありませんでした。

 

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ただし、無料化した直後の異常なダウンロード数の期間を除いても、ダウンロード数はまだ1日あたり約2,500という良い数値をキープできています。

これまでご紹介してきたダウンロード数はユーザーがApp Storeで私のアプリを発見したのと、口コミのみで達成されたものであり、一切のプロモーションは行っていないことを覚えておいてください。

 

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売上

ダウンロード数が一定しているから売上も一定していると思うでしょう?

 

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2013年の間、売上は継続的に低下してしまいました。これは累積グラフで見るとよりわかりやすいでしょう。

 

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ほぼ70%の売上はアメリカで上げられたものでした。

アプリ内課金の価格

アプリ内課金の価格を99c、$1.99、$2.99の間で変化させてテストしてみました。それぞれ1週間ずつ試してみましたが、上図でわかるように、総売上に変化はありませんでした。価格の上昇(下落)は売上数の変化によって相殺されたのです。

オーストラリア向け機能

Appleはこのアプリをオーストラリア版App Storeのトップページで取り上げてくれました。オーストラリアのApple Storeは最大の市場ではありませんが、それでも、売上とダウンロード数には良い影響がありました。無料アプリのランキングで、Appleの12 Days of Gifts に次ぐ2位にランクインしました。

 

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クリスマスと年明け

クリスマスには100万ダウンロードを達成し、売上とダウンロード数に目に見える上昇がありました。年明けはさらに売上を違う次元へと引き上げてくれました。11月から12月にかけて収益は1日あたり$50で安定していました。1月前期の数値は4倍となり、1日あたり$200まで上昇しました。ユーザーが新年に運動する気になるのはフィットネスアプリにはいい影響をもたらすといえます。

 

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さらなるアプリ内課金商品

さらにいくつか7分間の筋トレの代わりやピラティスといった、追加の筋トレのメニューを課金商品として追加、アップデートしました。

3月にはそのユーザーのやる気も終わってしまいました。(残念ながら私の筋トレへのモチベーションは1月1日になくなってしまいましたが)

 

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上図にみられる急上昇(少し後で説明します)を無視すると、ダウンロード数は1日あたり2千から2千5百といったそれまでのレベルにまた落ち着きました。

新しい課金アイテムの追加はProバージョンへのアップグレードにほとんど影響がありませんでした($50から$60で横ばいでした)が、1日あたりの収益を$70から$80に上昇させました。昨年の同じ水準のダウンロード数の時と比べると、約40%の上昇です。これは悪くありません。

 

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収益を分解してデータを確認してみると、私のアプリは有料版であるProへのアップグレードが主な収入源になっていることがわかります。しかし、筋トレメニューへの課金もそれを助けています。

 

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学習目的のダウンロード

上図にみられる2万5千、2万5千、5万というダウンロード数の急上昇は学習目的のダウンロードです。これは、Appleの学習用のプログラムの1部だと思います。学校全体で7 Minute Workoutをやっていると考えると心地いいものがあります。

レビューとフィードバック

私がいつも抱えていた問題は、アップデートの後にレビューがリセットされてしまい、振出に戻ってしまうことです。

最近アプリ製作者がよりよいレビューを獲得し、ユーザーとコミュニケーションを取りやすくするためにAppbotXをローンチしました。

FAQ、フィードバック、お知らせ、そしてサービスからすぐ行えるレビュー機能を搭載しました。

FAQのおかげで一般的な質問は1日に2通から1週間に1通に減りました。

 

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直接レビューできる画面をユーザーがサービスの良さを体感した場面、ここでは筋トレを終えたときに出すようにしました。

 

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もし、ユーザーがアプリを好んでくれたら、レビューをするようにお願いします。

 

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もし、そうでなければフィードバックをユーザーにお願いしています。

 

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結果は上々でした。以下の画像は数日後のアメリカ版のアプリのレビュー画面です。

 

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そして、以下の画像はAppbotが送ってきたデイリーダイジェストの1例です。

 

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また、素晴らしいフィードバックも得ることができました。フィードバックの80%は2つのタイプに分類することができましたのでご紹介します。

  • 多くの人が腹筋の筋トレをしたがっている
  • 筋トレ中にその筋トレ方法を簡単に確認できる方法をほしがっている

もしかしたら少し(たくさん)バイアスがかかっているかもしれませんが、あなたもAppbotXで確認してみてください。

収入を増加させる次の方法として”All The Things”という商品をアプリ内課金の選択肢の1つとして追加しました。この機能により、Proへのアップグレードとすべての筋トレのセットを割安価格で購入することが出来ます。

 

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これにより、”All The Things”導入前と比べて収入の全体的な上昇が見られ、アプリの主な収入源となりました。

この実験は成功だったので、あなたのアプリでもアプリ内課金の商品をセットにして販売するのをおすすめします。

 

おわりに

パート3で著者は課金商品の値段を変えて実験しましたが、その収益は変わりませんでした。しかし、新しい課金商品を導入することでその収益を1日あたり平均$10増加させることができました。また、年末年始には特需もありました。他方、レビューやフィードバックを得るためにAppbotXを導入し、レビューを増やし、問い合わせを1日に2通から1週間に1通まで減らすことができました。

 

最後となるパート4ではiPhoneの新機能に対応することによる効果についての紹介と、アプリが最終的にどうなったのかまでのストーリーです。お楽しみに!

 

 

この記事は、Medium上の記事”How I got 2.3 million app downloads (without spending a cent on marketing)“を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on Medium in English under the permission from the author.