iOS11による大きな変化として、アプリ内課金の内容をプロダクトページ、検索結果、Appleの特集タブなどに最大20個まで掲載できるようになりました。これにより大きなプロモーション効果が期待できます。

アプリ内課金のプロモーション機能(IAP)を活用しているか、ランダムな10個のキーワードをApp Storeで調査しました。この調査でトップ10位に入っているアプリのうちいくつがアプリ内課金のプロモーション機能を利用しているか分析できます。

ほとんどのアプリがアプリ内課金のプロモーション機能を利用していない

驚くことに、10個のキーワードに対する上位10位までの検索結果のうち、プロモーション機能を活用しているのはたったの3つ(3%)のみでした。調査範囲を拡大しても、大きな変化は見られませんでした。

この結果から、多くのアプリがまだこの機能に最適化していないことがわかります。つまり、A)Appleの導入したこの機能が失敗であった、B)この機能を利用することによる大きな可能性が残されている、のどちらかであるということになります。

アプリ内課金のプロモーション機能はASOパフォーマンスを高める新しいチャンスでありながら、市場はまだこの機能をうまく使いこなせていないのではないかと考え、その機能をどう使いこなせばいいのか、ご紹介したいと思います。

調査によると、アプリ内課金のプロモーション機能を含む検索結果を返したのはたった2つのキーワードだけでした(写真アプリで2個、フィットネスアプリで1個です)。このことから、特定のカテゴリがアプリ内課金の活用に向いていることが考えられます。

また、プロモーションがアプリの検索結果に続けて表示されることもわかりました。(注意として、この調査はiOS 11がリリースされた後の最初のベータ版で行っています)

どの要素がランキングに影響するのか

プロモーション機能がどのようにインデックスされるかについても調査してました。アプリのタイトル、もしくはアプリ内課金のタイトルに含まれる、フレーズにランク付けがされています。なかには、アプリ内購入のプロモーションが、アプリのタイトルとアプリ内購入のタイトルに含まれる単語によってランク入りしている場合もありました。

さらにアプリ内課金のプロモーション機能は、アプリのサブタイトル、検索欄、開発者名に対してはランク付けされません。このことから、アプリのタイトル(サブタイトルやキーワードは除く)がプロモーションのランク付けを判断するキーワードを決定していると思われます。

プロモーション機能のアイコンデザインは非常にさまざまですが、重要なのは、アプリのアイコンはプロモーション機能のアイコンの左下に表示されるということです。この部分には画像を配置しないようにしましょう。

アプリ内課金のプロモーション機能を最適化するおすすめの手法

・アプリ内課金の価格が適正であるか確認しましょう。様々な価格をテストすることでUXにおけるリクエスト数や購入金額を測定しましょう。

・アプリ内課金のタイトルに「プレミアム」や「月々」を入れないでください。これが有効になるのは、プロモーションのないアプリ内課金やアプリのダウンロード後に必要になりそうなものをアプリに慣れたユーザー向けに紹介する場合のみです。アプリ内課金のターゲットは、あなたのアプリやプレミアム機能についてほとんど何も知らないということを覚えておきましょう。

・アプリ内課金の内容は、30文字のタイトルと45文字の説明文で簡単に説明できます。

・アプリ内課金の説明文で機能をうまく説明できない場合は、アプリ内課金を分割してみてください。こうすることで、ユーザーをアプリの詳細ページに引き込むゴール地点としてアプリ内課金を利用できます。詳細ページでは、アプリの内容をより詳しく紹介できます。同時に、よりプレミアムなアプリ内課金を用意しておくこともできます。・アプリ内課金の説明文で、同じ言葉を繰り返さないようにしましょう。空間を有効に使い、アプリ内課金の価値を最大限に紹介しましょう。

・最後に、アプリ内課金のタイトルに重要なキーワードを入れましょう。

Stefan Bielau氏もまた、ASOとアプリ内購入のコンバージョン率における潜在的な懸念を共有してくれています。Twitterで行われた議論が、Thomasbcn氏により共有されています。

「ツイートにはアプリ内課金の表示名をASO目的で最適化するか、それとも確認ダイアログにおいて混乱するリスクを避けるのか、ということが欠けています。(下の画像をご覧ください)。」

この記事は、INCIPIA社のブログ”How to Optimize for Promoted IAP (In App Purchases)“を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on How to Optimize for Promoted IAP (In App Purchases) in English under the permission from the author.

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