どのようなアプリもユーザーの生活をより良くするという目的のもとに作られていますが、その中でも「ライフスタイル」カテゴリーに分類されるアプリは、ユーザーの考え方や服の着こなし、食生活を変えるなど、ユーザーの様々な活動に変化をもたらすことに特化しています。ライフスタイルアプリの特徴を顧客にわかりやすく伝えるにはどうすればいいのか、効果的な方法をいくつか紹介します。

ビジネスモデル

App Annieが発表したアメリカのiOSユーザーに人気のライフスタイルアプリのトップセールスランキングをみると、その大半がマッチングアプリとなっていますが、どれも無料でダウンロードでき、アプリ内課金が用意されています。一方、有料アプリのランキングに注目すると、非常に興味深いタイトルのアプリが並んでいます。「Secret To Money」 や 「Disaster Prediction App」 など、もし本当にユーザーが期待する通りの結果が得られるのであれば、安い出費だといえるでしょう。有料アプリにはさらに育児・子育てアプリもランクインしています。新米ママ、新米パパは子育て中に役立つ製品にはお金に糸目をつけません。このような例を踏まえ、開発したアプリにはアプリ内課金をしてもらえるほどユーザーを夢中にできる魅力があるか考えてみましょう。もし生活が一変するようなアプリだと断言できるのであれば、有料アプリとして売り出すというビジネスモデルも検討できます。

ImageSource: https://www.appannie.com/en/apps/ios/top/united-states/lifestyle/iphone/

ライフスタイルアプリをプロモーションする方法

ライフスタイルアプリとは、ユーザーにどのような場面でどのような行動をとるべきかを示すアプリです。今回は特にライフスタイルアプリを売り出す上でオーナーが持つべき心構えについてお話します。

アプリの目的を明確にする

ライフスタイルアプリを開発する時にはまず、アプリの目的を明確にしなければなりません。アプリとはある目的を、ありとあらゆる方法の中でもベストな方法で達成するツールであるということを忘れないでください。目的が明確になったら、それを大々的に、はっきりと伝えていきましょう。アプリの説明文の最初には、ユーザーがなぜアプリをダウンロードすべきなのか、そしてアプリストアに何百種類とある他のアプリと何が違うのかを明記します。アプリのモットーとなるようなフレーズを考案しましょう。そのフレーズをアプリのランディングページやプロモーションする際に表記します。アプリストアにはマッチングアプリが数えきれないほどありますが、その中でなぜ「Bumble」が多くの人に選ばれているのでしょうか。”On Bumble, women make the first move (バンブルは女性ファースト)” だからです。このフレーズが宣伝文句として使われているので、女性ファーストという方針を好むユーザーは、一目で自分に最適のアプリだと理解できます。

ImageSource: https://itunes.apple.com/us/app/bumble-meet-new-people/id930441707?mt=8

独自のプロモーション法を見つける

あるアプリをマーケティングしたいと世界中からあらゆるアドバイスを集めてきても、完璧なアドバイスなどないと心得ておかなければなりません。アプリをプロモーションするベストな方法は、アプリを開発した人にしかわかりません。そのためには革新的な施策について学び、ユーザーの趣向を取り入れる必要があります。他のアプリの施策をそのまま適用しても効果はありません。独自性のある素晴らしいプランを練りましょう。すでに何百万回と目にしたような、見飽きた広告には誰も反応してくれません。アプリが変われば、キャンペーンもそれに合わせて変えるべきです。「Tinder」の場合、アプリのプロモーションに使ったある手法は議論の余地のあるものとなりましたが、「Tinder」は潜在ユーザーに製品を紹介するツールとして注目を集めています。Sprinklrで掲載中の記事では、Tinderのマーケティングキャンペーンの例を紹介しているので、ここから新たな発想を得られるかもしれません。

Image Source: https://blog.sprinklr.com/7-creative-tinder-marketing-campaigns/

ポジティブな印象を心がける

ライフスタイルアプリはより良い暮らしを送りたいという前向きな気持ちにさせてくれます。アプリをプロモーションする時には明るい印象を与えるよう心掛け、アプリを使えば今よりも素敵な未来がやって来るとユーザーに訴えかけましょう。そのためには使えそうな新技術があれば、積極的に取り入れておくべきです。例えばIkeaは最新技術を使ってカタログアプリを開発しています。英語版では ”Make room for life” というキャッチコピーを使っていますが、”room” という単語に、家具を置くための「部屋」と、幸せを感じられる「ゆとり」の2つの意味を上手く掛け合わせています。さらに黄色のソファとピンク色の壁紙がキャッチコピーの印象を強くしています。最新技術であるiOS11 のARKitを使用し、仮想の家具を試し置きして今の家の雰囲気にマッチするか確認できる機能はすでに有名です。

Image Source: https://itunes.apple.com/ca/app/ikea-catalogue/id386592716?mt=8

重要戦略に注力する

アプリのプロモーションには多種多様なテクニックがあります。あまりに多くて自分のアプリに適したテクニックをひとつ選ぼうと思っても、なかなか決められません。そのような時には、ユーザーにブランドを印象付けることを目標とし、そのための正しい戦略に注力すべきです。

例えば印象的な画像やびっくりするような動画の作成に投資する場合、ブランドを印象付けるためにはアプリのストーリーを表現することで効果がアップします。またそのためには、アプリに関連する分野のソーシャルメディアや代表的なwebサイトを参考にするとよいでしょう。「Stylebook」はダウンロードにお金がかかるにも関わらずユーザーに愛されるアプリとなっている事実は注目に値します。Stylebookの紹介ページを見てみると、服を買い足すよりもこのアプリを使ってクローゼットを整理整頓する方が安上がりだというメッセージを上手く伝えられています。

Image Source: https://itunes.apple.com/us/app/stylebook/id335709058?mt=8

常にプロモーションを楽しむ

完璧なアプリはありません。AppleやGoogleがデベロッパーにアプリのアップデートを促すのは、どのアプリにも改善の余地があるからです。ユーザーとコミュニケーションを取りながら、徐々にアプリを改善していきましょう。その中で新しいことを学び、ビジネスを拡大するチャンスを得ることができます。またアプリのマーケティングを退屈な業務だと思ってはいけません。あらゆる機会を上手く利用しながら、成長に繋がる経験を積むこと、それがマーケティングです。面白いアイデアが浮かんだら、アプリを開発します。そしてそれが完成したら、思いっきり自慢しましょう。得られた成果を前向きに捉え、結果を楽しんでください。

最後に

今回紹介したプロモーションのコツを試してみましょう。きっと思っていた以上の結果が得られるはずです。入念に計画を立てれば、ライフスタイルアプリに対するユーザーの見方が変わります。すべてのアドバイスを、ブランドのスタイルに合わせて活用してください。アプリと自身の能力を信じて、その素晴らしさを世界に発信しましょう!

この記事は、App Samurai社のブログ”How To Promote Lifestyle Apps“を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on App Samurai in English under the permission from the author.