2017年にはこれが来る!モバイル広告の最新トレンド ーPart1ー

はじめに

この記事は2017年にマーケットを席巻するであろうモバイル広告の6つのトレンドを紹介する記事です。Part1では3つのトレンドを紹介します。

 

多くのアプリ事業者はアプリのプロモーションに乗り出しています。しかし、ただプロモーションするだけではなく、どのように行うかが重要です。プロモーションを成功させるためには、最新のトレンドに敏感になり、その時々の革新的なアイデアを有効活用できなければいけません。2017年もアプリのプロモーション担当者にとっては試練の年になりそうです。変化の早いトレンドにおいていかれないように、最新のトレンドを確認してゆきましょう。

 

アドフラウド(Ad Fraud)との闘い

まずは、昨年から見られるようになった重要な問題から見てみましょう。その問題とは、アプリ事業者と開発者の双方に影響が出るアドフラウド(Ad Fraud)1)ボットなどの(人間以外の)機械によって広告の表示回数・クリック数が計上されてしまう問題のことです。残念なことに昨年に引き続き、今年もこの問題に悩むことになりそうです。

 

モバイル広告における予算の増加

モバイルのプラットフォームの広告に対して費やされる金額は増加し続けているものの、出来ることは全て行わなければいけません。VentureBeat が述べているように、2018年までにはモバイル広告がGoogleの純収益のうち4分の3を占めるようになるでしょう。ネット上で公開されているこのような指標を見て、ハッカー達がこの発展途上の市場を標的にするのは自然なことです。アドフラウド(Ad Fraud)の詳細についてはAppSamuraiのこの記事を参照してください。私達が力を合わせれば、今後モバイル上にはびこる犯罪者達に対して毅然と立ち向かうことができます。

 

広告bot

モバイル広告のセキュリティ面では広告botの阻止に注目が集まっています。今年、専門家はスマートフォンのアプリ上で行われる金銭の取引を守るための対策を講じています。Forresterが2019年には1420億ドルに達すると予想しているように、モバイルでの支払いは増加していきます。これは、マーケターがこの業界に影響を及ぼす要因に注意を払うべきであるということを示しています。

 

広告ブロックに関する問題がますます深刻に

モバイル広告のブロックはこれからもマーケターにとっての問題であり続けます。この問題に対する解決策は沢山ありますが、ユーザーの視点からどれがいいのかを考えなければいけません。

 

モバイル広告を煩わしく思うユーザー

下の図に見てとることができるように、モバイルのプラットフォームでの広告を煩わしく思うユーザーはデスクトップでそのように感じるユーザーの2倍に上ります。モバイルのデバイスはとても小さいため、その小さいスペースを広告を埋め尽くしてしまい、望んでもいない操作をしてしまう確率が高い事を踏まえれば、このモバイルとデスクトップの差も理解できます。

さらに、Fiksuの調査によると、ユーザーはアプリに関連しない広告を表示するアプリをアンインストールしやすいという事を示しています。これは間違いないでしょう。この事実は、今年詳細にパーソナライズした広告をユーザーに表示しなければいけないという事を示しています。

 

邪魔にならない広告は優遇される

一方、IABが公開した調査は広告をブロックしていたイギリスのユーザーのうち20%が、今では広告をブロックしていないということを示しています。この結果の裏にあるのは、広告はユーザーが望んでいるものを表示していて、ユーザー自身が広告を望んでいるということです。これが広告をブロックしていたユーザーが決断を変える条件です。

 

プログラマティック広告が支配権を握り続ける

プログラマティック広告はその影響力を2017年だけではなく、将来にわたって拡大し続ける見通しです。

 

経済的不確実性と広告をブロックするアプリ

モバイルマーケティング業界にとって良い状況が続いているとはいえませんが、プログラマティック広告は広告主がキャンペーンを最適化しやすくします。KimiaのIvan Carrilloは、モバイル広告に関して著名なサイトであるMobyaffiliatesが2017年のモバイル広告のトレンドに関して専門家から知見を集めた記事の中でプログラマティック広告の進化に関して次のように述べています。

 

「これから数年の間、プログラマティックな自動取り引きの利点を有効活用するにはまだまだ課題は山積みのままでしょう。プログラマティックなのは在庫調整やマーケティングの自動化、データのマネジメントだけにとどまらず、色々と自動化を進めるべきところはあります。しかし、技術的に大変でもある自動化と最適化によって広告主側がどういった利益を得るかや、パブリッシャー側の戦略はは不透明なままです。(パブリッシャー側が広告在庫全てにプログラマティック広告を導入することには慎重になっているというのも事実です。」

 

統計データから見るプログラマティック広告への出稿

プログラマティック広告の重要性に説得力を持たせるために、来月のプログラマティック広告に関する予測を見てみましょう。

eMarketerによって公開された下のグラフを覚えているでしょうか。今年、デジタル広告に費やされたお金のうち、75%をモバイルが占めている事を示しています。

 

 

Zenith社が公開したプログラマティック広告に関する予測によって、2017年にはプログラマティック広告は31%成長するという事も明らかにされました。予測と言えば、BI Intelligence下図のようなグラフを公開しています。

 

 

これらの情報を踏まえると、プログラマティック広告は無視できない存在であることがおわかりになると思います。私達の記事をプログラマティック広告を極めるための第一歩として利用してみてください。

 

 

この記事は、AppSamurai上の記事 “Mobile Advertising Trends That Will Dominate 2017“を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on AppSamurai in English under the permission from the author.

注釈   [ + ]

1.ボットなどの(人間以外の)機械によって広告の表示回数・クリック数が計上されてしまう問題