私達Apptimizeでは、日常的に多くのアプリを見ています。良いものもあれば、悪いものもあります。そして大抵あまり驚かされるアプリには出会えません。

 

しかしそれでも、時折キラリと光るアプリと出会うことがあります。それは、自社プロダクトへの並々ならぬ思いと配慮を持つチームです。

 

今回は、Apptimizeのメンバーでキュレーションした、私たちのお気に入りの初回起動時におけるユーザーフローをご紹介します。私達が見てきた何千ものアプリのうち、今から紹介する4つのアプリは群を抜いて優れています。アプリの素晴らしい点を余すところなく示す最も良い方法は、Samuel HulickがUserOnboardで行っているように、アプリの画面を一つ一つ検証することです。なので今回は彼のやり方にならってみたいと思います。

 

Robinhood

Robinhoodのオンボーディングフローは、私のかなりのお気に入りです。ファイナンス系のアプリでは、銀行の口座番号やパスワードなどの個人情報をユーザーに入力してもらうのは非常に困難です。

 

この事実こそがRobinhoodのオンボーディングをとても印象的なものにしています。従来のオンボーディング画面や漸進的なオンボーディングのテクニックに固執するのではなく、初めからオンボーディングをアプリの一部として設計していたことは明らかです。

 

Robinhoodのユーザーは、自分の情報を細部まで入力する前に、ほとんどの機能を試してみることができます。この間、ユーザーはそのアプリで何ができるかを確認し、UIを試すために偽の取引を行うことができます。全体的に素晴らしく洗練されたオンボーディングフローです。

 

Lookout

私がLookoutを愛してやまない点は、彼らがどのユーザーにも示している最初の画面で提示しているバリュー・プロポジションです。Lookoutのオンボーディングではユーザーに連続して質問が投げかけられ、ユーザーにはそのアプリの価値を伝える答えを選択させるようにしています。

 

彼らが投げかけている4つの質問事項は、ユーザーが遭遇する可能性のあるすべての具体的なケースに基づいています。これらの質問によって、ユーザーにその具体的な状況の当事者として答えを選択するように誘導し、「選んでもらった答えこそがあなたがLookoutを使用しなければならない4つの理由です」と明確に伝えることができています。

 

そうすることで、Lookoutは自分たちがユーザーに理解してもらおうとしているアイデアに共感してもらうようにユーザーを促し、「それこそがあなたがLookoutを使用しなければならない4つの理由です」と明確に伝えることができています。

 

Inbox

最後の2つのアプリでは、Sam Hulickは既に詳細な解説をしているので、知っておくべき要点のみ要約します。
Inboxのオンボーディングは本質的に複雑です。なぜならそのゴールはメールの利用方法を根本的に変えることであるためです。その結果、メールの新しいUIパターンと新しいワークフローを教えなければいけませんし、新しい習慣も作ってもらわなければいけません。

 

オンボーディングの最初の方では、このアプリは「あなたのために機能する受信トレイです。」ということを強調しています。このプロセスを通じて、モンスターというよりむしろ、ユーザーの望む電子メールの使い方を構築するものだということをコンスタントに提示していく必要があります。

 

Inboxは、一度に1つの機能を紹介しています。まず最初にリマインダー機能とリマインダーをスヌーズする方法をユーザーに経験させ、それからユーザーに馴染みがない二つ目の機能を紹介しています。Inboxはシステムを使いこなせていないユーザーが次に何をすべきかについての手掛かりにするために、アニメーションがどのように機能するかを紹介しています。

Inbox-Onboarding

ホーム画面にすると、ユーザーは次のアクションを自由に選択できます。メールを新規作成することもできますし、左右にスワイプすることもできますし、アプリ内を自由に探索することもできます。そうした後、ユーザーは、自分が今取ったアクションについての説明を画面上で確認できます。

全体を通じて、Inboxはユーザーにこう使ってほしいという新たなメールのフローをうまく解説しています。ユーザーにパターンを提示し、自由に探索することを可能にすることで、ユーザーが自分自身でアプリを探検し、使い方を学ぶ機会を与えているのです。

 

Peach

peach

 

PeachのオンボーディングについてもSam Hulickは既に素晴らしい解説をしていますが、あなた方にもそれをご紹介します。Peachはメッセージングアプリで、ユーザーにまず自分で探索し試してみてもらうことで、その特徴と機能を紹介しています。

ユーザーが最初にしなければならない行為はアカウントの登録です。私はほとんどのアプリにおいて、初回利用時のアカウント登録をお勧めしませんが、メッセージングおよびソーシャルアプリは少し異なる場合があります。つまり友達とつながるといった重要な機能を得るために、ユーザ登録は非常に重要だということです。

 

まずユーザーがホーム画面に遷移したときに何が起こるかについて話しましょう。メッセンジャーアプリなので、実際にあなたの「空間」となるところ、つまりはメッセージ画面にあなたを連れていきます。ユーザーはここで、gif画像の検索ボタンを表示する「gif」など、いくつかの異なるコマンドの入力を促されます。これによって、メッセージを送信する際にGIF画像を選択することができる「Giphy」との連携が有効になります。

 

Peach-Magic-Words
アクションが完了すると、これらの「magic words」が何かを説明され、ユーザーは「draw」「TV」「here」などのコマンドを試すことができます。 これらのコマンドは、競合アプリとPeachを差別化している機能であるため、ユーザーに早い段階でこれらの機能を試させることは強力な付加価値になるのです。

もう一つの小さな詳細は、ユーザーが通常のやり方で入力しているときも常に「magic words」ボタンがポップアップ表示されるというものです。ショートカットにおける最大の問題の一つは、ユーザーがショートカットの存在を忘れていることです。ユーザーが入力中にもさりげなくボタンをポップアップ表示することで、タイピングの流れを中断させることなく、コマンドが使用可能であるというリマインダーになっているのです。

 

この記事は、APPTIMIZE社のブログ “The 4 Best Mobile User Onboarding Flows We’ve Seen So Far” を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。 Repro published the Japanese translation of this original article on APPTIMIZE in English under the permission from the author.