はじめに

企業のソーシャルメディア運用は毎日の投稿を考えたり、フォロワーの反応を分析したり、さらに複数アカウントがある場合はそれぞれ管理しなければならないので思った以上に時間と労力がかかりますよね。しかし、SNS運用ツールを活用することで複数のアカウントを一括管理できたり、投稿を事前に予約することができたりと担当者の方の負担を大幅に減らすことができます。

 

SNS運用ツールは様々なものがありますが、その中でも無料で充実した機能が使えることで人気のBufferとHootsuiteについてご紹介します。この二つは同じような機能を持つツールとして認識されがちですが、実はそれぞれ強みが違います。この記事では、SNS運用ツールを選ぶ際に見るべきポイントである

 

  • 対応サービスの種類
  • 投稿予約機能
  • 分析機能
  • 料金プラン

 

についてそれぞれ比較し、みなさんの悩みポイントに応じてどちらのツールを使うべきかアドバイスします!

 

対応サービス

両ツールとも投稿予約や投稿分析ができるサービスの種類が豊富にあります。ソーシャルメディア運用の主流であるTwitterやFacebookを始め、メジャーなSNSはどちらも対応しているのでそこに差はありません。ただ、HootsuiteはWordpressやmixi、さらにHootsuiteのApp Directory 1)様々なアプリをHootsuiteのダッシュボードに統合できるサービス を使ってMailChimpRedditStorifyTumblrVimeoYouTubeなど他にも多くのアプリケーションをツールに統合することができます。なので、ニッチなサービスにも同時投稿したい場合はHootsuiteを使うことをおすすめします。

 

 対応チャネル Buffer Hootsuite
 Twitter
 Facebook
 Instagram
 Linkedin
 Google+
 Pinterest
 Wordpress ×
 mixi ×
 MailChimp ×
 Reddit ×
 Storify ×
 Tumblr ×
 Vimeo ×
 Youtube ×

 

 

 

投稿予約機能

続いて投稿予約について見ていきましょう。以下が機能一覧になります。

 

 予約投稿機能 Buffer Hootsuite
 複数同時投稿
 投稿時間の自動最適化 ×
 RSSフィードから自動投稿
 URL短縮化

 

どちらも複数のメディアに好きな時間を指定して予約投稿することができます。ただ、Hootsuiteには自動的に最適な投稿スケジュールを設定してくれる機能があります。この最適化のアルゴリズムは非公開ですが、やはり出勤前後、ランチ前後、退社前後、就寝前が多いみたいです。なのでBufferを使ってもHootsuiteを使っても、投稿するのは結局同じような時間帯になると考えられます。以下で両方の投稿手順を比較してみました。

 

Buffer

 

53A2979D-A09E-4DF1-AEE2-5E22B63204DD

投稿時間設定

Bufferでは最適な時間に自動的にスケジュールしてくれる機能がない代わりに、事前に投稿したい時間をいくつか指定しておくことができます。

 

 

7B4A6019-16FD-4FBE-8F37-47A6D38DF0B4

投稿予約手順

①投稿するアカウントを選択

 

②投稿内容を入力

  URLの短縮化は自動

 

③シェアの仕方を選ぶ

  • Share Next→すでに指定してある時間に投稿される
  • Share Now→その場でシェアされる
  • Schedule Post→④

 

④投稿したい日時を設定する

 

 

Hootsuite

 

40A9607F-E5B4-4C9C-A877-413D156FD3BE

投稿手順

①投稿するアカウントを選択

 

②投稿内容を入力

 

③URLの短縮化は手動

 

④自動スケジュールで最適な時間に設定してくれる

(自分で好きな時間に設定することも可能です)

 

 

 

投稿分析機能

続いて投稿分析機能について比較していきたいと思います。ここでは両ツールのTwitterの分析機能について詳しく見ていきます。

 

Buffer

7477469D-48DC-417E-B3B6-0065BC0A7751

 

上の画像はBufferにおけるツイート分析画面の一つです。Bufferのツイート分析では以下のデータを得ることができます。

 

エンゲージメント(リツイート数・ライク数・メンション数・クリック数)

各ツイート対しどれだけ反応があったかを表します。これを見ることでどんな投稿がよくリツイートされるのか、クリックされやすい文言の分析などをすることができます。

 

ポテンシャル

フォロワー数+リツイートした人のフォロワー数を表します。ここでは、実際に何人に見られたかではなく、何人に見られる可能性があったかを意味します。

 

トップツイート

任意の期間中で最もエンゲージメントの高かったツイートに「TOP TWEET」のマークがつきます。これにより人気があったのはどんなツイートだったのか一目で把握することができます。

 

 

Hootsuite

 

EAE24561-3B73-418E-93B2-46E115B78B50

 

Hootsuiteでは、各ツイートに対する詳しい分析が無料版では見られません。代わりにツイートしたリンクのクリック統計サマリーが見られます。この統計では、一日あたりの総クリック数、地域別、そして最も人気があったリンクを分析することができます。

 

無料版の投稿分析機能まとめ

 投稿ツイート分析機能 Buffer Hootsuite
 エンゲージメント分析 ×
 インプレッション分析 ×
 人気ツイート分析 ×
 クリック統計サマリー ×

 

投稿ツイートに対する分析は圧倒的にBufferの方が充実しています。

ただ、有料版になるとHootsuiteでは豊富なバリエーションの分析を見ることができ、カスタマイズしたレポートも作成することができます。会議でソーシャルメディア運用の成果報告がある担当者さんには非常に助かる機能だと思います。

 

9A7EAF59-C9F5-4F0C-91C2-A6E240EF3CFB

 

 

 

その他の機能

Hootsuiteのダッシュボード機能

Bufferが投稿予約機能に特化しているのに対し、Hootsuiteではダッシュボードと言われる自分の好きなストリーム(Twitterのタイムラインやメンション、リツイート、新フォロワーなど)をカスタマイズして並べて見ることができる機能があります。例えば、ダッシュボードからリプライやお気に入り、ダイレクトメッセージなども送ることができます。一画面ですべて確認できるので手間が省けますし、見逃しを防ぐことができます。

 

FADC493B-D198-4798-8DD6-14067CEDCB87

 

 

料金プラン

ここまで無料の機能を比較してきましたが、それぞれ有料版の料金や機能が異なるので以下にまとめてみました。Bufferは4種類、Hootsuiteは2種類の有料プランがあります。登録できるアカウント数だけでみるとHootsuiteのPro版がお得ですね。一方で、BufferのLargeプランではアカウント数だけでなく登録できるメンバー数も非常に多いので、チームで複数のSNSを管理しているような運用規模が大きい場合はBufferのLargeプランをおすすめします。

 

Buffer

 ビジネス プラン Awsome Small Medium Large
 料金 $10 $50 $100 $250
 登録可能アカウント数2)登録できるソーシャルメディアのアカウント総数 12 25 50 250
 登録可能メンバー3)パスワードを共有しないで登録できるユーザーの総数 2 5 10 25

追加機能:インフルエンサー分析、エンゲージメントのグラフ分析

 

Hootsuite

ビジネス プラン Pro Enterprise
料金 $10 非公開
登録可能アカウント数 50 100
登録可能メンバー 1 5

追加機能:エンゲージメント分析、レポートカスタマイズ、複数のチームメンバーとアカウント共有

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

BufferもHootsuiteも担当者の負担を減らし、効率的な運用をサポートしてくれるツールであることには違いはありません。ただ、ソーシャルメディア運用を始めたばかりであれば、機能が投稿にフォーカスされており初めて使うときでも迷わず直感的な操作が可能なBufferをおすすめします。機能が少ない分、操作がわかりやすいです。

 

一方でソーシャルメディアでもニッチなアカウントを運用していたり、投稿予約だけでなくダッシュボード機能のような各ソーシャルメディアの運用管理まで幅広く使いたい場合はHootsuiteをおすすめします。

 

有料プランでは、複数のアカウントを一人で管理する場合はHootsuiteのプロ版がお得です。反対に大勢のチームで複数のアカウントを管理する場合はBufferのLargeプランがおすすめです。

 

 

 

注釈   [ + ]

1. 様々なアプリをHootsuiteのダッシュボードに統合できるサービス
2. 登録できるソーシャルメディアのアカウント総数
3. パスワードを共有しないで登録できるユーザーの総数