プッシュ通知とそのメリット、デメリットに関して多くの議論を行ったのち、そうして顧客に送っているプッシュ通知のROIに焦点を当てるタイミングになりました。その前に、メールやソーシャルメディア、ディスプレイ広告などプッシュ通知以外のチャネルの指標を再確認していきましょう。  

多くのマーケターが追っている指標  

  • メールマーケティングの指標… クリック率、コンバージョン率、直帰率、購読者数の伸び、メールのシェア/転送率、見込み顧客の総数、開封率、購読停止率、スパムとみなされた数
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  • ソーシャルメディアの指標…自社ブランドの検索数、見込み顧客の伸び、ブランドのsentiment、内部リンク、離脱率、サイト滞在時間、ファン数の成長率、エンゲージメント率の平均
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  • ディスプレイ広告の指標… リーチ数、表示頻度、インプレッション、コンバージョン率、クリック率、CPA、CPC、直帰率、サイトのエンゲージメント率、収益、サイト訪問あたりの収益
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    ここで疑問になるのは、上記で言及された指標はプッシュ通知の投稿においてどう適用できるのでしょうか?そしてその答えは、プッシュ通知という新しいマーケティングチャネルにおいては、上記3つのマーケティングチャネルの合流点に着地します。 Push-notification_targetingmantra-600x600   つまり、これらのチャネルに当てはまる指標はプッシュ通知にも当てはまるであろうということです。 マーケティングのスピーカーであり指導者であるJay Baerによれば、コンテンツマーケティングの指標は主に4つのカテゴリーに落ち着くそうです。   下記にプッシュ通知におけるそれら全ての指標をあげました。   metrics-600x217  

  • 消費に関する指標… クリック率、エンゲージメント率の平均、開封率、スパムとみなされた数、離脱率、アプリ/サイトの滞在時間、エンゲージメントした訪問率
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  • シェアに関する指標…参照リンクが転送/シェアされた率
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  • 見込み顧客に関する指標…トータルの見込み顧客数、見込み顧客の増加率、顧客あたりのコスト、クリックあたりのコスト、インプレッション、リーチ、頻度
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  • 営業に関する指標… 売上数、トータルの営業利益、売上の増加率、営業の成約率、訪問あたりの収益、再エンゲージメント
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    これで、もしこれらすべての指標を追跡し計測するならば、大量のデータを関連付ける事ができずに崩壊してしまい、いくつかのデータは全く意味のないものになるでしょう。   Buffer社のKevin Lee曰く、「最終ゴールはアクションであり、指標そのものではない」です。そしてプッシュ通知はあなたが好む好まざるに関わらず、ユーザーにアクションを促すとても優れた方法です。それゆえ、最も重要な指標にのみフォーカスし、そんなに重要でない指標に注意を向けるのはやめましょう。  

    重要でないプッシュ通知の指標  

    1. プッシュ通知を送った数  

    プッシュ通知を送った数の多さを誇ってはいけません。あなたはEコマース事業者でありソーシャルメディアサイトではないのですから。あなたのアプリは多くの人に呼びかける方法はうまくいきません。それどころか、「ターゲティング配信をしない」プッシュ通知では開封されないでしょう。Eコマース事業者のアプリでプッシュ通知をうまくやる場合は、適切な(文脈に合った)プッシュをユーザーに送ってアプリから商品を購入する道筋をパーソナライズしてあげる事です。  

    1. プッシュ通知を送った頻度

     

    あなたがスポーツアプリの事業者だった場合、頻繁にプッシュ通知を行ってもユーザーは歓迎してくれると思っているでしょうが、実際はそんなことはありません。Eコマースアプリであれば、セール期間中でなければ1日に1,2回プッシュ通知を送れば十分です。実際、それほど良いオファーやお知らせがない時が何日も続いたら、プッシュ通知を行うべきではありません。頻度を多くするのは本当にwebサイトに多くのトラフィックが必要なときまで控えておきましょう。このプロセスに従う事でプッシュ通知により注目を集める事ができます。なぜならプッシュ通知を送る頻度を定期的にチェックするのは計測する指標の一覧に含めなくてもいいからです。  

    1. 通知設定を拒否に変更されたあとの通知

     

    通知設定を拒否に変えられた時の通知の文言を調べても意味がありません。容疑者と疑われている人を殺人鬼と呼んでいるようなものです。プッシュ通知が犯人になりえることは否定しませんが、そうなる可能性はとても低いです。結局、ユーザーがプッシュ通知を拒否にする要因はいくつもあります。頻繁に送りすぎたのかもしれないですし、やかましかったのかもしれませんし、ユーザーに無関係だと思われたのかもしれません。  

    本当に重要なプッシュ通知の指標  

    1. ** 開封率、クリック率**  

    全てのプッシュ通知はユーザーにアクションを起こさせるものであるため、プッシュ通知がくるとユーザーである彼/彼女はアプリを開いて通知が届けようとしていた内容を確かめるか、完全に無視するかを選択します。いずれにせよ、ユーザーがあなたが送った通知によってポジティブなアクション(開封)をとったかどうかを知る事ができます。もしアクションをとっていれば、どんなメッセージや何曜日の何時に送るとユーザーがチェックするか理解する事ができます。    

    1. プッシュ通知が届いた数

     

    では、プッシュ通知を送った頻度を計測しないのに、なぜプッシュ通知が届いた数は重要な指標とみなされ計測するのでしょうか?なぜなら送信したメッセージはネットワークの問題やユーザーが通知を許可していないといった理由により届かない事があるからです。そういったケースでは、プッシュ通知が届いた数が追うべき重要な指標になります。その指標によってアプリのアクティブユーザー数やテキストメッセージの方を好むユーザーをセグメンテーションするのに使えるデータが得られるのです。    

    1. プッシュ通知によるアプリ起動数

     

    プッシュ通知の届いた数を基にこの指標をトラッキングすることで、アクティブユーザーについての情報だけでなく、エンゲージメントがもっとも高くなる時間や送ったメッセージの関係性を特定する事ができます。どんな種類のメッセージがユーザーを最も惹きつけアプリを起動させたかチェックできますし、その通知の内容もチェックできます。   他にトラッキングしなければいけない重要な指標は以下です。  

    1. 特定のプッシュ通知を送った時の時刻:オファーした内容との関連性とそれによってもたらされたエンゲージメントを理解するためです。

     

    1. 売上と売上利益:キャンペーンの効果検証をするためです。

     

    1. 再エンゲージメントに関する到達時間:プッシュ通知の到達時間はプッシュ通知のエンゲージメント率に200%も影響を与えます。

     

    スマートな判断をするために、スマートな指標を用いて 最低基準を改善させるのに役立ちます。さらに、トレードオフとなるものが何かを確認しておいてください。例えば、利益が10%上昇するのと引き換えに2%アンインストールが促進されるとしたらどうでしょう?このトレードオフはやるべきかちのあるものでしょうか?   どのキャンペーンにおいても、成功する指標の定義は異なります。必要なのは十分にブレインストーミングの場を設け、それぞれのキャンペーンで適切な指標を選ぶ目を持つ事です。こちらからモバイルアプリのエンゲージメントと収益を完璧にする究極のガイドがダウンロードできます  

    この記事は、BUSINESS 2 COMMUNITYのブログ ”9 Metrics to Measure The ROI of Mobile Push Notifications” を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。 Repro published the Japanese translation of this original article on BUSINESS 2 COMMUNITY in English under the permission from the company.  


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