多くの開発者は、App StoreとGoogle Play ストアの両方で自分のアプリを配信しています。しかし、両方のアプリストアで最適化を行う場合、2つのアプリストアには違いがあることを理解しなければなりません。 Google Play ストアにおいて重要なことが、App Storeでは考慮されていないことがあります。つまり、各アプリストアを完璧に最適化するには、これらの違いを知る必要があるということです。

キーワードとアプリストアのアルゴリズム

アプリストアの最適化を効果的に行うには、各アプリストアで使用されるアルゴリズムを理解することが重要です。アルゴリズムがどのようにアプリを分類し、ランク付けをしているか一般には公開されていませんが、Google Play ストア上でうまくいっているASOがApp Storeでは機能しないことに気づいている人もいるでしょう。それでは、最も重要な違いであるアプリストアのアルゴリズムを見ていきましょう。

キーワードは両方のアプリストアで重要な役割を果たしますが、その影響は異なります。特定のユーザーに検索結果を表示するとき、両方ともアプリの開発者の名前とアプリのタイトルを考慮に入れて結果を表示します。他の要素は、それぞれのアプリストアが何に重きを置いているかによって異なっていたり、そのストアにとって固有のものがあります。

また、両方のアプリストアのアルゴリズムは、ダウンロードの合計数と短期間でのダウンロード数の影響を受けます。アプリを分類するために、アルゴリズムはアプリリストにあるキーワードを結合したり、混ぜたりします。

Google Playのアルゴリズムにあわせてチューニングする

Google Playストアのアルゴリズムでは、ほぼすべてのテキスト要素をキーワードのインデックス作成のために考慮しています。最も関連性の高いキーワードは、アプリのタイトルとアプリの概要と説明文から来ています。ただし、開発者名、URL、パッケージ名などの他の要素も、キーワードのランキングに影響する可能性があります。

ASOのヒント:キーワードをインデックスに登録するには、特定のキーワードをGoogle Playの説明文に2〜5回、またはアプリタイトルかアプリの概要文に1回を含める必要があります。

App Storeのアルゴリズムにあわせてチューニングする

Googleでは比較的柔軟にキーワードを見つけることができますが、App Storeはキーワードを書くための特定のフィールドを提供しています。App Storeのランキングアルゴリズムは、ときどき競合他社やカテゴリ名からキーワードを取得することがあります。それとは別に、App Storeのアルゴリズムは、より高い収入を出しているアプリを考慮していると考えられています。

Google Play ストアとは対照的に、 App Storeではフィールドの制限があるため、タイトルとキーワードセクションでキーワードを繰り返すことはお勧めできません。また単語の間違いや、単数形と複数形の単語を繰り返し使うことは、良い戦略とは言えません。

ASOのヒント:文字数の多いキーワードを考えるときは、貴重なスペースを節約するためにキーワードを分けてフィールドを使用し、さらにキーワードを組み合わせるオプションを維持します。

あなたのアプリがユーザーにどのように表示されるか

App StoreとGoogle Play ストアでは、異なるレイアウトが表示され、ユーザーがアプリのインストールを決定する方法が異なります。しかし、どちらも現在アプリストアの再設計に取り組んでいます。(編集注:2017年9月にApp Storeは大きな変更がありました。詳しくは「iOS11へのアップデートに伴うApp Storeの変更点」を参考にしてください。)

検索結果

検索結果では両方のアプリストアがタイトル、アイコン、開発者の名前、そして評価が表示されます。 App Storeでは、現在の評価、ビデオ動画、そして2枚のスクリーンショットが表示されていましたが、iOS11からは3枚のスクリーンショットも表示されます。また、アプリのプレビュー動画は、検索結果一覧内ですぐにユーザーに表示されるようになります。

ASOのヒント:3枚のスクリーンショットはアプリの最も重要な機能を表示し、小さな画面でもこの機能を識別できるような写真を選ぶようにしてください。

誰もが新しいApp Storeを待っている一方で、Google Play ストアもいくつかレイアウト変更を行いました。2016年終盤から2017年のはじめにかけて、Google Play ストアはいくつかの異なる検索結果のレイアウトを試してきました。最終的に、これらの3つのレイアウトオプションが残ったようです。

具体的には、検索キーワードが特定のアプリのブランド名と一致する場合は、Google Play ストアはそのアプリに関する詳細なプレビューを表示します。なので、このリストには、アプリのタイトル、アイコン、開発者の名前、平均評価だけでなく、レビューとダウンロードの数、コンテンツの評価、スクリーンショット、プレビュー動画(利用可能な場合)なども表示されます。

ASOのヒント:あなたのブランド名をアプリのタイトルに含め、アプリがこのレイアウトで表示されるときにブランド名が見えるようにしてください。また、非常に小さいサイズで表示される場合でも問題ないように、スクリーンショットは魅力的でわかりやすいものにしてください。

さらにGoogle Play ストアでは、あなたが特定のアプリを探しているときに、文字を入力している途中で検索候補の中にそのアプリのアイコンとタイトルが直接表示されます。(3つ目のレイアウトオプションは、検索結果に出てくるアイコンをクリックして特定のアプリページに直接アクセスするため、アプリページの訪問数に影響します。)

アプリページとストアリスト

Googleはアプリの平均評価を表示しています。App Storeでは最近のレビューと評価を表示していましたが、最新バージョンのレビューと評価ではなく、合計の平均評価と全体の評価を見ることができます

ASOのヒント:あなたのアプリがすでに高評価を受けていれば、アプリをアップデートした後にまた高評価を目指さなければならない、という心配はなくなります。もしも評価とレビューが不足している場合は、新しいレイアウトでは評価が重要なセールスポイントになるため、今すぐに対策を考えなければなりません。

ビジュアルを使ってアプリページをカスタマイズする可能性を考えましょう。Googleでは、ローカルごとに最大8枚のスクリーンショットと1個のプレビュー動画を掲載することができます。さらに、機能を紹介するグラフィックバナーも表示することができます。これはアプリのタイトルとアイコンの上に表示されるか、Google Play ストアのフィーチャースポット (今週のおすすめ) に表示されます。App Storeでは、最大5枚のスクリーンショット、1個のビデオを掲載することができますが、(編集注:iOS11では、アプリページにスクリーンショットを5枚、プレビュー動画を3本まで、まで表示できます)iOS11では、アプリ名とアプリアイコンの上にプロモーションバナーが表示されます。

アプリのアップデート

アプリの説明文とは別に、新しいテキストやURLなどを変更するにはAppleから承認を得る必要があります。しかし、Googleではこれらをすぐに変更することができます。

さまざまなアプリプラットフォーム – さまざまなユーザー層

どちらのアプリストアも、高品質のモバイルアプリとゲームを適切なユーザーに提供することを目指しています。しかし、最終的に両者はいくつかの点で全く異なる2つのユーザー層に対してアプリを提供しています。

両方のユーザベースに共通するものは、視覚的要素が最も魅力的だということです。しかし、Google Play ストアのユーザーは、App Storeのユーザーより素早く決定する傾向にあります。Androidユーザーは、特徴的なグラフィックス、アイコン、評価、概要に基づいてダウンロードするかどうかを決定します。つまり、すべてのスクリーンショットを確認する傾向にあるiOSユーザーよりも、ページを見る割合が少ないのです。一般に、App Storeのユーザーは、さまざまなアプリページ要素の助けを借りてアプリを理解しようとする可能性が高いと言えるでしょう。

ASOのヒント:潜在的なユーザーを引き付けるために、どこに努力を注ぐかを知ることは重要です。したがって、あなたのアプリページをA/Bテストすることをお勧めします。

無料アプリが大量にあるため、Androidユーザーが有料アプリをダウンロードする可能性は低いです。つまり、Android用に提供されるアプリでは利益を上げることが難しいということです。両方のアプリストアが30%の売上を獲得する場合、App Store経由で直接販売する方が簡単です。

まとめ

両方のアプリストアには、アプリを提供するという点で長所と短所があります。両者とも、最大のユーザー数だけでなく、最大のアプリ数を保持しています。この記事では、各ストアのASOで成功するために必要なすべての必要な情報を掲載しました。

この記事は、App Radar社のブログ”App Store Optimization 2017: Google Play vs. App Store“を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on App Radar in English under the permission from the author.

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