App Storeの検索広告「Search Ads」について徹底解説!

 

2ヶ月前にAppleがローンチした「Search Ads」についての記事を覚えているでしょうか?10月5日にAppleはApp Storeの検索広告をローンチしました。これは、課金制の広告プラットフォームで、欲しいアプリを見つけることができるユーザーにとっても、アプリを探しているユーザーに自分たちのアプリを見てもらうことができるデベロッパーにとっても楽しみなものになっています。さらに、Appleはこのローンチ記念に、初めてキャンペーンに参加したデベロッパーに対して100ドルのプレゼントキャンペーンを行っていました。皆さんはそのキャンペーンに参加できたでしょうか?
いずれにせよ、このプラットフォームの登場はデベロッパーにとって、自分たちのアプリをユーザーに見つけられやすくする貴重な機会です。さて、App Storeの検索広告「Search Ads」についてより深く論じるために、このプラットフォームを様々な観点から見てみましょう。

 

「Search Ads」について注目すべき指標

ユーザーが、自分が欲しいアプリを見つけるときに一番よく使うチャネルはアプリストア内検索である、ということをありとあらゆる研究や統計調査が示しています。自分のことに照らし合わせて考えてみてください。あなたが抱えている問題を解決するため、または、通勤中に楽しく過ごすためにアプリが必要になった時、どうやってアプリを探しますか?App Storeでしょうか?もし答えが「イエス」であれば、あなたはApp Storeを通じてアプリを見つけている63%-65%の人々の一員です。

 

 

Appleもダウンロードのうち65%はApp Store内検索の結果からであるという事を発表しています。これはユーザーがアプリを見つけるチャネルが様々に存在していることを考慮すると、大変大きな割合であるといえます。鍵となるのは、ユーザーが何を見つけようとしているかを理解し、そのニーズに応えるアプリを提供することです。
ここまでで人々がアプリを見つける方法に関しての一般論をお話してきましたが、ここからは「Search Ads」がアプリをビジネス的に成功させるためにどのように役立つのか、そして、新規ユーザー獲得の経路として優れているのはどんな点かを見てみましょう。

 

Apps Flyerは「Search Ads」を1ヶ月間利用した調査の結果を発表しました。この中で、検索結果から1タップで開かれたアプリはそうではないものと比べて、カートに追加とアプリ内課金を実行するユーザーの割合に2倍の差が出ました。

 

 

また、もう一つのスライドは私たちがうすうす感づいていた事を示しています。それは、適切なキーワードの組み合わせを見つけ出したアプリが勝利を手にしているということです。そのカテゴリの中でのアプリの表示順位を上げるために一番重要なものはキーワードなので、アプリストア最適化が新規ユーザー獲得のマーケティング戦略全体の中で最重要なものであり続けているのです。

 

 

「Search Ads」の利用手順

手順の全てが複雑なわけではありませんが、素晴らしい施策を実践したければ、最低限アプリの詳細ページを最適化し、よりよい評価を獲得できるようにしなければいけません。その手順は以下の通りです。

 

  1. 料金体系はクリック型課金であるため、あなたの行うキャンペーンに対しての予算を決定し、1日に払う事ができる金額の上限を確定させましょう。
  2. 1回の検索あたり1つしか広告を利用できないので、検索結果の一番上の場所を購入し、確保しましょう。
  3. iPadか、iPhoneか、それとも両方か、広告を表示させたいデバイスを選びましょう。
  4. 広告を見せたいユーザーの属性を選びましょう。
  5. 年齢、性別、位置情報によってターゲットにするユーザーを選びましょう。
  6. 同時に特定の日にちや時間に広告を設定することもできます。
  7. Googleキーワードプランナーでアプリに関連するキーワードを調べましょう。
  8. 関連するよく検索されている用語にも気を付けましょう。もしユーザーがあなたの広告をタップしなければ、Appleはその広告を頻繁には表示しなくなり、最後には全く表示されなくなってしまいます。
  9. 「Search Ads」が一番よい施策かどうかを確かめるため、分析結果を精査し、一定期間の間施策をテストしましょう。

 

「Search Ads」の機能

「Search Ads」では狙ったタイミングで狙ったユーザーをターゲットにできるということを紹介しました。しかし、他にも「Search Ads」とその他のユーザー獲得方法との差を実感できる特徴があります。

 

  1. Appleはアプリの広告用の画像をアプリの詳細ページから直接利用します。これらの画像はApp Storeに登録されているアプリの説明情報に沿ってアプリの実際の見た目を伝えるものなので、意にそぐわない広告画像にはなりません。
  2. 広告は検索結果で出るアプリ一覧とほとんど変わりがないものに見えるでしょう。違いは検索結果ではなく広告であることを示す青い背景だけです。
  3. セキュリティレベルはとても高いので、それに関してはAppleに任せて、気にする必要はありません。

 

 

デベロッパーにとっての3つの利点

アプリをダウンロードしようと思ってユーザーがAppleのApp Storeで検索した時、広告が検索結果の中に表示されます。もし、そのユーザーの検索内容があなたのアプリと関連するものなら、ユーザーはその広告に興味を持ってくれるでしょうHow To Adapt To Shorter App Names On App Store (いかにしてApp Store上で短い名前に適応するか)という記事では、Appleのルールにのっとって効果的なアプリ名を付ける方法を紹介しています。この記事の中で述べているように、Appleがアプリ名を50字以下に制限した後には、「Search Ads」を利用する人がさらに増えるかもしれません。

 

  1. 「Search Ads」を利用する一番の利点は、広告のタイミングです。ユーザーがアプリを一番ほしいと思っている瞬間に勝るタイミングはありません。
  2. 「Search Ads」を利用すれば、市場の飽和を気にすることなく、ユーザーの課題を解決するアプリを制作することに集中できます。
  3. 広告の料金体系はクリック型課金なので、アプリの製作者は広告が表示された時ではなく、タップされた時だけ料金を支払えばいいのです。

 

「Search Ads」を効果的に利用する3つの方法

適切なキーワードを選んだり、広告の認知度を確認したりするためにAppleが提供しているツール以外にも、キャンペーンが成功していて、適切な投資ができていると確認する方法がいくつかあります。

 

  1. 検索広告のための画像をAppleがアプリの詳細ページから選択するので、それが適切な見た目になっているかを確認してください。アプリストアのページを最適化することで、アプリの視認性をあげ、どのようなアプリなのかがわかりやすくなります。さらに、このタイプの広告からユーザーがアプリの詳細ページにたどりついたら、そのユーザーが確実にアプリをダウンロードするようにしなくてはいけません。もし、すべての要素がユーザーにとって魅力的なもの映れば、ユーザーはそのアプリを試してくれますし、広告が必要としていた効果を発揮してくれたことにもなります。
  2. トータルの予算と、毎日の予算に対しては自社の財布と相談しましょう。もし、広告の制限を超えたらはそれ以上表示されないのです。100ドルのキャンペーンを利用しているとしても、さらに予算をかける余裕を持つべきです。
  3. もし、Appleにアプリの広告を削除されたくなければ、自社アプリが提供するサービスが広告の内容と関連したものになっているか確認しましょう。これはいくら投資していたとしても本当に起こり得ることです。もし、誰かがアプリをダウンロードし、それが本当に望んでいたものではなかった場合、それをすぐアンインストールすることでしょう。この場合、あなたはお金を無駄にし、そのユーザーを失うことにもなります。それは「Search Ads」の利用において起こりうることの中で最悪の事態です。

 

おわりに

私たちは常々、全てのアプリ製作者はそのアプリをプロモーションするのにできることを全て行うべきだと伝えてきました。アプリがたくさん存在するモバイルのプラットフォームだと、アプリをユーザーにダウンロードしてもらうチャンスは多くありません。だからこそ、App Storeの検索広告「Search Ads」はマーケティング戦略として考慮されるべきなのです。これなら、ユーザーがあなたもののようなアプリを探しているまさにその瞬間にユーザーの気を引くことができます。

 

今回はApp Store の検索広告について解説しました。

Google Play ストア内検索広告はこちらで解説しています!合わせてご覧ください。

 

この記事は、AppSamurai上の記事 “Everything You Need To Know About Apple Search Ads“を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on AppSamurai in English under the permission from the author.