Facebookモバイルアプリインストール広告を利用する主な目的は、アプリの新規ユーザー獲得とA/Bテストキャンペーンのトラフィックを集めることです。

Facebookモバイルアプリインストール広告の効果的な設定、運用方法は明らかになっているとは言えません。Appness社の VP Global Salesを務めるJane Artemova氏が作成したチェックリストでは、Facebookのモバイルアプリ広告のマーケットは、ワークフローを効率化させ、コストを削減し、広告の普及をより速くするツールであると考えられています。

Facebook広告の成功の鍵は、「適切」なターゲットに焦点を当てること

モバイルアプリインストール広告キャンペーンを開始する前に、完璧なカスタマーのポートレートを作成しましょう。つまり、「自分が何を宣伝したいのか」ということを把握することは非常に重要です。

以下の項目を自分自身の中で考えてみてください。

  • どのような人物が自分のアプリをダウロードしたいと思うのか
  • そのターゲットの弱点は何か
  • ターゲットが人生で最も必要としていることは何か?(安心を感じること、健康で美しいこと、何か冒険をすることなど)

つまり、ターゲット層の願いを叶え、彼らの問題を解決する助けになれば、アプリ需要は高まります。

ターゲット層を絞った後、対象であるターゲット層にどのような方法で、アプローチをするのかを考えましょう。Facebookの広告プラットフォームの長所は、世界中のユーザーに関するデータが豊富にあること、つまりFacebookのツールを駆使して、人口統計、地域、行動指標、興味・関心などセグメンテーションすることで、ターゲット層に辿り着けることです。

例えば5億人の人口の国に対して、500人にFacebookアプリインストール広告を配信した場合、コンバージョン率は大幅に増加するかもしれませんが、トラフィックは急激に高価になり、50%のコンバージョンでも費用対効果は見合いません。

ここでのポイントは、均衡を見つけることです。Facebookで十分なターゲットエリアを獲得するまで、一定の半径でターゲットエリアを拡大してみてください。

「類似オーディエンス」を活用して、コンバージョン率を上げる

類似オーディエンスとは、Facebookのオーディエンスを分析して、オーディエンスの行動・関心・性格などが似たユーザーに、広告を届けるFacebookの特別なアルゴリズムです。このアルコリズムでは、すでにユーザーに関する豊富な個別のデータベースを持っていると、さらに効果を発揮できます。他に情報があれば、より正確なターゲットを割り出すことができます。

もし、Facebookモバイルアプリインストール広告で、ターゲットを正確に割り出すことができた場合、価値のあるコンテンツとなり、コンバージョンの可能性を大きく増加させます。

例えば、旅行に頻繁に出かけるユーザーに対して、格安で乗り換えの少ない航空券を買うことができる検索エンジンに関する情報をアプリで提供した場合、ユーザーにとって、アプリが貴重な情報源となり、彼らは喜んでダウンロードするでしょう。

ポイント:類似オーディエンスを活用すると、ターゲットから価値の低いトラフィックを除外することが可能です。

Facebookモバイルアプリインストールキャンペーンから、類似ユーザーの中で、コンバージョンに繋がらないユーザーを除外することは理にかなっていると言えるでしょう。

賢い広告入札で、Facebookモバイルアプリインストール広告のコストを下げよう

Facebookモバイルアプリインストール広告のコンバージョンのコストを下げる方法を様々な入札方法を使ってテストすることができます。テストを億劫と感じずに、積極的に利用しましょう。Facebookによって自動で入札された広告は、あまり質の高いユーザーに配信されず、大きな効果は見込めません。

Facebookのアルゴリズムが提案した数値より入札価格を3〜4倍高く手動で設定した場合、より反応を示すロイヤルカスタマーを獲得し、理想的なコンバージョンを生み出すことができます。その結果、広告コストをカバーすることができます。

ポイント:Facebookの特性をうまく利用する

この方法は、あまりメジャーではありませんが、Facebookモバイルアプリインストール広告のコストを削減するために良い方法です。高値の入札価格を設定すると、すぐに高品質なトラフィックを得ることができます。

もし、CTRと良好な関連度スコアが表示された場合、入札価格を下げることもできます。入札価格を下げたとしても、トラフィックをある程度維持することができるでしょう。

広告セット内でモバイルアプリインストール広告を分割する

モバイルアプリインストール広告キャンペーンのパフォーマンスを常に確認するため、そして適切なタイミングで予算を最適化するために、異なる入札、クリエイティブ、ターゲットの広告を同キャンペーン内に設定をすることを強くお勧めします。この方法は無駄な時間と労力をかけずにターゲットとなるオーディエンスに対して、異なる様々なテストを実施し、その結果を最大にすることができます。

ポイント: 広告セットを多く作りすぎない

同じオーディエンスと位置情報に対して、小刻みな入札単価の広告セット100個をつくることに価値はありません。この方法では、自身の広告同士がトラフィックを奪い合い、結果的にアプリインストールのコストは増加します。

最適なアルゴリズムのポイント

  1. 3〜4つの広告セットを作成する
  2. A/Bテストを実施する
  3. 広告セットに最もコストと労力をかける
  4. 非効率的なことはすぐに中止する

広告予算を追加し、タイムリーに広告を発信する

Facebookは、低予算のキャンペーンに対して友好的だと言えるでしょう。限られたリソースしかない小さなビジネスであっても、良心的な価格に設定されています。1日5ドルの予算を組んだとしても、理想的なターゲットユーザーにアプリを見つけてもらうことが可能です(トラフィックの量に影響を与えますが、ターゲットに対する精度は落ちません)。

広告の予算を計画・分配するとき、一定のルールがあります。あまりに思い切った予算の増加は、アルゴリズムの失敗を引き起こす可能性があり、コンバージョンのコストが急激に高騰します。予算を増やす場合は、数日おきに10~30%の割合で徐々に増やしていくことが理想的です。

ポイント: 一定のタイミング毎に予算を増加する

Facebookのアルゴリズムは、広告キャンペーンの変更に対して、最低でも24時間必要なため、広告を開始する前日にすべての変更を行いましょう(アカウントのタイムゾーンの真夜中以降)

オーディエンスが最もクリックとインストールをする時間帯に広告を出す

Facebook広告初心者の中には、Facebookモバイルアプリインストール広告を24時間稼働させることで、より幅広いオーディエンスにアプローチが可能であると考えている人がいます。それは広告が可能性のあるカスタマーに1つ1つ個別に表示されていると考えているからかもしれません。この考えは間違いで、予算を賢く使うためには、きちんとスケジュールに沿って広告を出さなければなりません。

Facebookモバイルアプリインストール広告をユーザーに届けるとき、普遍的な方法はありません。地域・業界・製品によって変化します。一般的には、トラフィックが低い時間帯には、インストールの可能性も低くなると言われています。

例を挙げると、Facebookの広告による週末のユーザーのエンゲージメントは低く、一方で、平日の早朝と午後は、ユーザーがオンラインになる可能性が大きくなります。

結果から目を離さず、オーディエンスが最もタップし、インストールする時間を定めましょう。広告を配信する時間とスケジュールを管理すると、Facebookモバイルアプリインストール広告のコストを削減することができます。

ポイント:ユーザーの行動時間を把握しましょう(ユーザーが起きている時間は最低限理解しましょう)

広告が表示される時間は、自分が住む国の時間帯ではなく、ターゲットのタイムゾーンで表示されることを覚えておきましょう。全国的にキャンペーンを行う場合は、地域の毎日のルーティーンを把握できるようにしましょう。例えば、スペインのマーケティング担当者の場合、広告を午後に表示しても、効果を得ることはできません。多くの人がシエスタ(昼寝)をしている時間だからです。

関連度スコアが十分に高いことを確認する

関連度スコアは、ターゲットであるオーディエンスのポジティブまたはネガティブなフィードバックを土台に計算されています。ポジティブなフィードバックが多い広告は、オークションで優位となり、広告主にとって安価なコストになります。もし、ネガティブなフィードバックを多く得てしまった場合、広告全体の価値が下がってしまう可能性があります。

クリエイティブのコンテンツを選ぶ場合は、必ずFacebookの「広告ポリシー」に従うことを忘れずにしましょう。

初期のFacebookのモデレーションは、自動的に行われ、ルールに対して人権侵害などがないかどうか確認されます。承認後、広告はすぐにユーザーに表示されます。表示後、ユーザーが広告に対してクレームを付けた場合、モデレーターは広告をブロックするか、厳しい措置になると広告アカウントを閉鎖します。つまり技術的なサポートが届くことは不可能です。以上の点から、広告ポリシーと「Facebook広告ガイド」を注意深く読むことをお勧めします。

ポイント:インプレッションの頻度をモニターする

ターゲットの範囲を比較的狭く設定していると、同じユーザーに同じ広告が何度も表示されます。この流れはモバイルアプリインストール広告の広告疲れを引き起こす可能性があり、広告に対するクレームを引き起こします。同時に、関連度スコアが低くなり、低いCTR、高いコンバージョンコストを生み出します。

この広告疲れを防ぐために、統計情報を常に把握する必要があります。フリークエンシーが2に近い場合は、該当のクリエイティブをやめて、新しい広告を出しましょう。視覚的に異なるクリエイティブを毎日ローテーションさせることで、ユーザーにとって常に新鮮で目新しい広告になることができます。(関連記事:「ユーザーの広告疲れに立ち向かい、 モバイル広告を成功させるための方法」)

この記事は、SplitMetrics社のブログ”Facebook App Install Ads: 7 Steps to Creating High-Converting Campaigns“を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on SplitMetrics in English under the permission from the author.