各種アプリが様々な国で使えるからと言って、または、どこでも同じくらい人気があるからと言って、どんな地域や文化でもユーザー体験が同じ、というわけではありません。地域トレンドの理解は、アプリマーケティング戦略の最適化、そして競争力とウィークポイントを分析するためにも必須です。


以前は、地理情報アプリのきめ細かい利用状況データを手に入れるのは困難でした。しかし新しいモバイルアプリの分析(手法)が、それを変えるべく出現してきています。それは私たちに特定の区域、建物や街角についての見通しを与えてくれるでしょう。あらゆる業界のデベロッパーとマーケターにとって、このレベルアップした情報収集手段を上手く活用するときがきたのです。

 

地理的条件に基づいたアプリマーケティング戦略の考案

 

地理的条件に基づいてアプリの人気を測ることで、あなたのソリューションがどれくらい競争力があるのかについて深い示唆が得られます。対象を絞ったユーザーへのアクセスのおかげで、発見と利用率を向上させるために特定の州や地方、街をもターゲットにできるからです。


あなたのアプリが特定の場所でうまくいっていると分かれば、競合相手のアプリを好んでいる似たような場所、もしくはそのアプリのカテゴリーがまったく知られていない場所に焦点を合わせられます。

 

地理的要素があなたのアプリマーケティング戦略にどう影響するのか、4つの例を見てみましょう。

 

1. 交通機関アプリ

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Uber、Lyft、Gettのような交通機関アプリは、ニューヨーク市のような場所で、ユーザーを巡って常に戦いを繰り広げています。アプリから得られるアプリの位置情報データは、こういったアプリが顧客獲得のために特別割引をするときに、ターゲットの位置を特定するのに役立ちます。すべてはユーザー基盤構築のためであり、位置データの使用は重要なポイントです。

 

2. ゲームアプリ

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モバイルゲーム市場は2018年には450億ドルに達すると見られており、すでに家庭用ゲーム機器市場を上回っています。毎月1万以上ものモバイルゲームがアプリストアに提出され、毎日のように競争を激化させています。顧客層と、モバイル広告の予算内でどの競合他社の層に狙いを定めるべきかを理解すれば、マーケッターはこの分野で目立つことができます。

 

3. スポーツアプリ

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地理的条件から得られる情報はスポーツ施設にとってはとても重要です。無料Wi-Fi公共スポットやブロードバンドデータを通し、ユーザーが施設のアプリをどう使っているか知ることで、最高のユーザー体験を提供できるでしょう。最近では、データ接続性もユーザー体験の主要部分です。

 

4. アプリインストール広告

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これはどのアプリカテゴリーにも応用できます。アプリから得られた位置情報データにより、マーケターはアプリインストール広告の焦点を効率的に絞ることができます。Business Intelligence社は、アメリカでのアプリインストール広告の収益が、2015年に46億円に達したと報告しました。2019年には70億円近くにまで成長するそうです。


マーケターはモバイルアプリ広告用予算を引き上げています。自分たちのアプリがどこで一番浸透しているのか(かつ、どこで浸透していないのか)を知ることで、アプリをインストールしてもらうための予算を賢く使えるでしょう。また、ダウンロード数がうなぎ上りになる中で、簡単な費用対効果のデータも見ることができるでしょう。


やっぱり大事なのは位置、位置、位置。でも・・・


モバイル技術はほぼすべての業界の風景を変化させています。現在、アプリの裏にある位置情報データは、モバイルマーケティングの風景を変えています。口コミのトレンドや世界的な潮流をチェックしているとしても、施設や位置に限った使用だとしても、詳細なデータ分析能力は幅広い層のユーザー行動と、アプリマーケティング戦略がどうすれば成功するかを理解するための、最初の一歩なのです。

 

この記事は、Compariscopeのブログ “Are You Overlooking Geography in Your App Marketing Strategy?”を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。 Repro published the Japanese translation of this original article on Compariscope in English under the permission from the author.