はじめに

この連載では「オンボーディング」「リテンションマーケティング」「リファラルマーケティング」というモバイルマーケティングに欠かせない3つの考え方に焦点をあて、成功しているアプリが実践している事例を紹介していきます。   【モバイルマーケティングに欠かせない3つの考え方】

  • オンボーディング
  • リテンションマーケティング
  • リファラルマーケティング
  •  

    前回はリテンションマーケティングの施策としても使われるEメールの最適化についてご紹介しました。今回も引き続きリテンションマーケティングですが、メールではなくプッシュ通知の最適化についてです。   プッシュ通知はスマートフォンのロック画面に表示され、モバイルにおいてはメールよりも強力な休眠復帰施策になります。うまく活用することでリテンションレートを大きく改善することができるでしょう。  

    プッシュ通知の最適化を行う

    株式会社ジーニーの調査では、プッシュ通知を許可しているユーザーの継続率は許可していないユーザーに比べて約2~6倍になっています。プッシュ通知の承認を得た上で、固有のメッセージを作成し、より多くのユーザーにプッシュ通知が開封されるようにしましょう。 image00

    プッシュ通知はユーザーに承認される必要がある

    出典:https://www.referralsaasquatch.com/push-notification-strategy/

     

    最適化①プッシュ通知の承認率をあげる

    プッシュ通知は通知を送るために受信者の承認を必要とするオプトイン方式です。そもそも承認してもらわなければユーザーがあなたのプッシュ通知を見ることは無いので、内容を工夫しても意味がありません。以下では承認率を高めるために注意しなければいけないポイントを紹介します。  

    承認メッセージを工夫する

    プッシュ通知の承認率は承認メッセージの内容に影響を受けます。なぜプッシュ通知を送るのか、いつプッシュ通知が送られるのか、どのようなプッシュ通知が送られるのかを明示し、ユーザーを納得させましょう。  

    承認メッセージを出すタイミングを工夫する

    多くの場合プッシュ通知の承認メッセージはアプリの初回起動時に表示されますが、突然表示してもその承認率は最大値にはならないでしょう。例えば、チュートリアルのフローに承認メッセージを組み込むことでプッシュ通知のメリットをユーザーに伝えたうえで通知の承認を促すことができます。     image02

    チュートリアルのフローに承認メッセージを組み込むことで承認率をあげる

    出典: https://growthhackjournal.com/why-people-are-turning-off-push/

     

    こちらの記事ではアプリの主要ジャンルごとのプッシュ通知許諾率と、許諾率を高める方法を紹介しています。   アプリのカテゴリー別プッシュ通知許諾率とその対策まとめ  

    最適化②セグメントを作成し、固有の通知を送信する

    ユーザーをペルソナで分けてセグメントを作成したり、アクションベースでセグメントを作成し、セグメントに合わせた通知を出すことで開封率を上げることができます。プッシュ通知を送る際に有効なセグメントをいくつか紹介します。  

    ユーザーの位置情報を元にしたセグメント

    ユーザーの位置情報の利用したプッシュ通知の内容には以下のようなものが考えられます。例えば、ニュースアプリで地域のニュースを配信したり、天気予報アプリで台風が接近してる地域にいるユーザーに警戒情報を配信したりするものです。  

    ユーザー情報を元にしたセグメント

    もちろん、ユーザーが登録したユーザー情報をもとにセグメントを作ってプッシュ通知の内容を変えることもできます。年齢、性別、趣味に合わせたメッセージをおくると良いでしょう。  

    アクションベースのセグメント

    Reproを利用すると、ユーザーのアクションベースでセグメントを作ることができます。例えば、カートに商品を入れたにもかかわらず、その商品を購入しなかった「カート落ちユーザー」だけに「カートに商品を忘れていませんか?」とリマインダーを送ったり、7日間アプリ起動がない休眠ユーザーだけに「新しいイベントを開始しました!」と再帰を促す通知を出すことができます。。  

    最適化③タップしてもらえる通知内容にする

    リテンションマーケティングの施策としてプッシュ通知を利用している場合、インプレッションが高くてもそのCTRが低ければ施策の効果は低いと言わざるを得ません。ここでは、CTRを高めるために、プッシュ通知の肝心の内容についていくつかのポイントをご紹介します。  

    文章の長さを調節する

    Localiticsによると、過半数のユーザーはプッシュ通知を煩わしいと感じています。   image01

    参照:http://info.localytics.com/blog/the-inside-view-how-consumers-really-feel-about-push-notifications

     

    そのため、プッシュ通知の文章を必要以上に長くしてはいけません。逆に短すぎては内容が薄くなってしまうので、何回も通知を送って開封率が最もよい長さを探すのが良いでしょう。  

    期間限定の情報を配信する

    マーケティングの古典的な手法ですが、プッシュ通知においても有効です。ゲームアプリであれば期間限定のイベントに関する通知ができます。また、ECでは期間限定のクーポンの情報などを配信することでユーザーの再帰をうながせます。  

    アプリの更新情報を配信する

    アプリから長期間離脱しているユーザーに再びアプリを利用してもらうためには、アプリが以前とは違うことをアピールしなくてはなりません。アプリのアップデート情報や新機能を紹介するプッシュ通知を長期間アプリを起動していないユーザーに送ってみてはどうでしょうか。  

    まとめ

    今回はリテンションマーケティングでも使われるプッシュ通知についてご紹介しました。この記事で登場したのは以下のポイントです。  

  • 承認メッセージの内容とタイミングを最適化する。
  • ユーザーの情報とアクションベースのセグメントを作る。
  • 通知文章の長さを最適化する。
  • 期間現手の情報、アプリの新機能やアップデート情報を伝える。
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    次回の最終回では、口コミや仕組みによる拡散で新規ユーザーを増やす「リファラルマーケティング」の施策をご紹介します。お楽しみに!    

    この記事は、Referral SaaSquatch社の「Top Mobile Marketing Trends for 2016」という記事をもとにグロースハックジャーナル編集部が構成・編集・執筆したオリジナル記事です。
     


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