調査会社のGartner社はマネタイズに成功するアプリはいずれ1%以下になると予測しています。

 

このポジティブとは言えない予測が意味することは、2014年にリリースされた全てのアプリのうち99%は損失になっているということです。Gertner社の VP であるKen Dulaneyは、これは人々が期待していることにまっこうから反していると述べました。実際、Gartner社は2018年までにカスタマー向けのモバイルアプリでマネタイズに成功するのは0.01%以下になると予測しました。

 

「膨大な数のアプリが作られているという事実こそが、モバイルアプリが多くの人に富をもたらす新たな収入源であるということを意味しているのかもしれません。」

 

「しかし、ほとんどのモバイルアプリは利益を生み出しておらず、マネタイズの仕組みが設計されていません。むしろブランドやプロダクト認知の確立のため、もしくはただ楽しむために開発されているということが調査結果からわかっています。このことに気づいていないアプリデザイナーは利益がなかなか出ないと感じているかもしれません。」

 

きっと問題はアプリがたくさんありすぎるという点でしょう。Dulaney氏はアプリ開発市場を「活発すぎる」と評し、質の高い無料アプリが急増したことによって業界に高い基準が設けられたと付け加えています。

 

「無料のアプリは本当にたくさんありますが、それらが直接収入を生み出すことはありません。2017年までにダウンロードされるアプリの94.5%は無料のものになるでしょう」とGartnerは予測しています。

 

「さらに、有料アプリに関しては、約90%が1日あたり500回以下のダウンロード数であり、1日の儲けは1,250ドル以下になっています。アプリ市場のようなこうした成功市場は、競争がより激しくなった時に状況はさらに悪くなるでしょう。」

 

Gartnerは開発者たちにできる限りオープンでいるようアドバイスし、HTML5を開発するように勧めています。この未成熟な市場は短期的には自由奔放な開発者を引き止めることができます。市場が未成熟な間、開発者たちは「プラットフォーム固有のブラウザ機能」に縛られることがないように耐えるべきです。

 

「多くの企業がアプリを利用する法人と個人の両方に対し複数のプラットフォームを提供することが求められています。少なくとも3つのプラットフォーム(Android、iOS、Windows)はスマートフォンやタブレット、PCに置いて大きな市場シェアを獲得するでしょう。」と Dulaney氏は加えました。

 

「アプリ開発には100以上の独立した開発ツールが存在しますが、ほとんどが比較的ニッチなテクノロジーやスモールベンチャーの固定化といった技術面や商業保護に関わるものです。これはある程度標準化され、広く利用可能であり、中立的なプラットフォームを提供しているHTML5への関心の高まりをもたらすでしょう。

 

この記事ではアプリ市場に懐疑的なコメントが多いですが、アプリで儲けられないということではありません。アップルは2013年にApp Storeにおいて顧客が100億ドル以上を使い、開発者はこれまでに150億ドル以上を稼いでいると報告しました。

 

無料アプリはお金を稼ぐのが苦手というわけでもありません。最も有名なものとしてCandy Crush Sagaというアプリがあります。フリーミアムアプリの一つとしてApp Storeのトップ収益リストに君臨し、5億回ダウンロードされています。

 

この記事は、INQUIRERの記事 ” Over 99 percent of apps will not make any money ”を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。 Repro published the Japanese translation of this original article on INQUIRER in English under the permission from the author.