2018年1月、Localytics社が米国のスマートフォンユーザー1,000人に実施した「プッシュ通知に関する調査」では、プッシュ通知が以前と比べて「良くなった」と答えたのが52%、「変わらない」は38%、「悪くなった」は10%でした。

さらに「プッシュ通知は役立っていますか?」という問いには、「役立っている」と回答したユーザーは20%、「まあまあ役立っている」は60%、「全く役立っていない」は20%であることがわかりました。

この調査結果からはプッシュ通知にはまだ改善の余地があるということがわかりますが、どのようなプッシュ通知であればユーザーに受け入れてもらえるのでしょうか?

どのくらいの頻度でプッシュ通知が送られてくると多いと感じるのか、場所や行動によってパーソナライズされたプッシュ通知に対してどう思うかについても調査しました。この結果を元に、2018年に有効なプッシュ通知はどんなものかを考えてみましょう。

アンケートの詳細

今回の調査はアメリカ在住のスマートフォンユーザー1,000人を対象実施されました。男女比は5:5です。 ユーザーが使っているスマートフォンデバイスの割合は523人がApple、466人がAndroid、11人がその他でした。64歳以上の回答者が若干多くいますが、年齢層の割合はほぼ均等です。

プッシュ通知は2年前から嫌がられるものではなくなっている

2015年の後半にもアンケートを行い、ユーザーに2つの質問をしました。今回は2015年と2017年の変化をご紹介します。

質問1:プッシュ通知をオフにする通知の数

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1週間に1つのアプリから何通プッシュ通知が飛んできたらプッシュ通知をオフにしますか?**

2017年に調査したユーザーは、2015年の回答と比べてより多くのプッシュ通知を受け取った場合に設定をオフにする傾向が見られました。しかし、週に2通から5通のプッシュ通知がくると設定をオフにする人が多いという結果は2015年と同じです。

SNS、マッチングアプリ、メッセージアプリのプッシュ通知は週5件を優に超えますが、 これらは友人や家族との会話や必要な情報を受け取る通知なので、必然的に多くなります。こういった通知はどんなにプッシュ通知が多くともユーザーが必要とする通知であるため、ユーザーが不快な思いをすることはありません。そのため、「週に21通以上」と答えたのは、このようなアプリを利用しているか、ニュースアプリから自分の興味のあるプッシュ通知を受け取りたいユーザーだと言えるでしょう。

「週に1回でもプッシュ通知を受け取りたくない」と答えたユーザーは、ショッピングアプリなどから宣伝やクーポンなどの大量のプッシュ通知を受け取ったユーザーなどであると想定できます。

何通であればユーザーはプッシュ通知をオフにしないか、それは実際にプッシュ通知それぞれにおける効果を調べるしかありません。

質問2:アプリの使用をやめるプッシュ通知の数

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1つのアプリから、1週間に何通プッシュ通知が送られてきたらアプリ自体の使用をやめますか?**

質問1の結果と傾向は似ていますが、一番多かったのは週に6通から10通のプッシュ通知が送られてくるとアプリ自体の利用を止めるという回答でした。プッシュ通知がたくさん送られてもすぐにアプリの利用を止めるのではなく、通知だけをオフにするというユーザーが多いようです。

また、このグラフからはプッシュ通知が週に1通以上送られても気にしないというユーザーが2015年より増えたことがわかります。2通から5通のプッシュ通知が送られてきた場合、2015年は31%のユーザーがアプリを利用停止にしていましたが、2017年では利用停止が22.3%と8.7%も減っていたからです。

ユーザーは興味がある通知だけを受け取りたい

アプリを何度も開きたくなるようなプッシュ通知とは、一体どのようなものなのでしょうか。

この調査に基づいてわかったのは、自分の好みや趣向に沿ってパーソナライズされたプッシュ通知が最も有効であるということです。約49%は「そのような通知が来たらアプリをもっと利用する」と回答していましたが、一方でアプリ内での行動に基づいた通知については「アプリをもっと使う」と「使わなくなる」がほぼ同じ割合でした。

アプリ内で見ていた商品に関連したプッシュ通知やメールが数日後に送られてきたり、SNSの広告で同じ商品が何度も流れてきた場合にどう思うかを聞いたところ、42%のユーザーはリマーケティングに対してそれほど抵抗はないと答えましたが、58%は「怖い」「プライバシーを侵害された」「イライラする」と答えていました。 アプリ内の行動に基づいたプッシュ通知は、ユーザーを不安にさせることもあるようです。

2018年に有効なプッシュ通知の送り方

今回のアンケート結果では、プッシュ通知は多ければ多いほど通知をオフにされるまたはアプリそのものを削除されてしまうことがわかりました。プッシュ通知の効果を最大限に引き出すために、以下2点に着目してみてください。

  • ユーザーの行動に基づいたプッシュ通知の送信を週に1回から始めてみる ユーザーは、アプリ内での行動に基づいたプッシュ通知を嫌悪する傾向にあります。しかし、90%のユーザーは1週間に1回プッシュ通知を受取ってもいいと思っているので、週1回から試してみるといいでしょう。

  • 受け取る通知をユーザーに選ばせる ユーザーの行動や位置に基づくプッシュ通知を一方的に送るより、受け取りたい通知をユーザー自身に選んでもらいましょう。ショッピングアプリであれば、オンライン特別価格や店頭特別価格といった得する情報やおすすめ商品の紹介などが選択肢にあげられます。

この記事は、AppSamurai社のブログ”What You Need To Know About Mobile Device IDs“を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on AppSamurai in English under the permission from the author.


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