今年のApple Worldwide Developer Conference (WWDC) 2017では、注目の最新情報が発表されました。今回はその中からASOに影響するApp Storeに関する変更点や新機能を紹介します。iOSの新バージョンリリースに伴う新たな進化に対し、対応する必要があります。

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情報を見つけやすい 新たなメニュータブが登場

ここでは主にiOS 11のリリースに伴うApple App Storeの改良点について見ていきます。まずは新たなメニュータブから紹介します。新しいメニュータブには、ユーザーにアプリを見つけてもらいやすくするためのポイントがたくさんあります。

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Todayタブ

Todayタブを選択するとAppleのランディングページが開き、アプリを中心とした情報を見ることができます。最新のアップデート情報や、話題のアプリ情報に関心を持つ人にオススメのページで、必見の最新情報を見つけることができます。

AppsタブとGameタブが別々に

新しいApple App Storeでは、アプリとゲームのページが分かれて表示されるようになりました。これは開発者とユーザーの双方に利点があります。まずアプリやゲームのオーナー側の利点としては、作品が潜在顧客の目に触れる機会を増やすことができます。Appleはアプリにはアプリの、ゲームにはゲームのプレゼンの場を与えることで、2種類のコンテンツが競合関係に陥らないようにしたのです。ユーザー側には、自分の好みに合わせてよりパーソナライズされた商品リストを見ることができるという利点があります。ゲームを探したい人は直接ゲーム専用のページに移動できます。そして信じられないという人もいるかもしれませんが、ゲームよりもアプリが重要という人もいます。どちらの場合にも、どこでお気に入りの商品を見つけられるかわかりやすくなっています。

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アプリページデザインにおける5つの重大な変化

Apple App Store内にアプリページを作成したい場合、様々なルートからユーザーがそのページにたどり着く可能性がありますが、その全員にできるだけ良い印象を与えるために検討すべき要素というのはあまり多くありません。下の画像を見てください。何か気づきませんか?

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アプリタイトルの文字数制限強化 サブタイトルを追加

昨年9月、Appleがアプリのタイトルを短くするよう求め、文字数を50字に制限しました。そしてiOS 11では30文字までとしています。しかし心配することはありません。サブタイトルに30文字使えます。ここにアプリを見つけてもらえる可能性が高くなるような関連キーワードを追加しましょう。

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長文も可能 アプリの説明文

アプリの説明文の前に、アプリに関する重要事項を170文字まで追加できるプロモーションテキストと呼ばれる領域が新設されました。説明文には文字数をたくさん使えるので、アプリについて好きなことを自由に伝えることができます。そして説明文の最大の長所が、アプリのバージョンを変更しなくても修正できることです。

アプリのプレビュー動画

アプリページにプレビュー動画を3本まで、スクリーンショットを5枚まで掲載できることは知っておかなければなりません。iOS11では動画の言語をローカライズし、画像の前に表示することができるようになりました。最初の動画は、ページを開くと音声をオフにした状態で自動再生するように設定されています。

より見やすくなったアプリのランキング

ユーザーがアプリを選ぶ上でのもうひとつの重要な要素が、ランキングです。チャートを閲覧することはできませんが、ユーザーはあなたのアプリがカテゴリ内で何位に入っているかチェックすることができます。

アプリのレーティングとレビュー

開発者の方はレーティングと、それに併せて表示されるテキストについてはかなり詳しく調べているのではないでしょうか。レーティングとレビューは顧客がアプリを利用するかどうか決める重要な要因となります。

アプリ内課金の表示を強調

Google Play Storeでもそうですが、「アプリ内課金あり」という表示が、「入手」ボタンと共に目立つように配置されます。さらにアプリのオーナーは最大20個までアプリ内課金を設定することができますが、その場合、課金が必要な各コンテンツについての追加情報を提示し、それらがなぜ有料なのかユーザーが納得できるように詳しく説明しなければなりません。

詳細な検索結果

iOS 11のリリースがユーザーと開発者の双方にもたらしたもうひとつの好機が、検索の改良です。検索結果には開発者名、カテゴリ、App内課金、コレクション、ヒントとコツ、記事といった情報が表示されます。最後の2つは価値の高いアプリにAppleが付け加えます。

アップデートを段階的に発表

Apple App Storeが改良されたことで、素晴らしい機能がすでに利用可能となっています。アプリを大々的にリリースする前に、少数のユーザーに向けリリースできるようになったのです。開発者は受け取ったフィードバックをもとにアプリの内容を変更できます。

iOSアプリのオーナーがすぐに実践できる4つのコツ

ここまではApple App Storeがどのように変化したのか見てきました。これを考慮した上で、次はアプリを成功に導くチャンスを掴むために実践できるコツを紹介します。

ASOを見直す

まず理解しておかなければならないのが、キーワードを上手く使うことがこれまで以上に重要となっているという事実です。正しい言葉が適切なタイミングで使われるように工夫しましょう。アプリをもっと魅力的にプレゼンするためには、質の高いクリエイティブに投資することも忘れてはなりません。

アプリのレーティングを高める

ユーザーに好印象を与える上で、アプリのレーティングが重要な役割を担っています。レビューに返信できるので、その機能を活用し、ユーザーからの好意的な意見がApp Storeでシェアされるように改善しましょう。

iMessageへの適応性を検討する

AppleのiOS 10リリースに伴いiMessageが利用可能となりました。その後iOS11ではiMessageアプリにより簡単にアクセスできるようになりました。そのためアプリがiMessageに対応しているかチェックする必要があります。iMessageに対応していれば、さらに多くのユーザーを獲得するチャンスが増えるからです。ユーザーは新バージョンのドロワーを使ってステッカーや絵文字、その他の視覚的なアイテムをメッセージに添え、友人とより多様なコミュニケーションをとれるようになっています。

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ARKitで機会獲得の可能性を広げる

ARKitはiOSの開発者向けにリリースされたARエフェクトを構築するプラットフォームです。現実の風景に視覚要素を合成してユーザーをびっくりさせたいという時、ARKitを利用することでアプリのオーナーはそれを最小限の労力で実現できます。

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最後に

今年のWWDCではARKitやHomePadのような新技術と共にApple App Storeの大幅な改良についても発表されました。今回は中でも重要な変更点を紹介しましたが、次は進化したこれらの機能の利点を上手く活用し、価値の高いユーザーを集めてアプリを楽しんでもらいましょう。

この記事は、App Samurai社のブログ”What Will Change in App Store with iOS 11 Update“を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on App Samurai in English under the permission from the author.

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